倉木麻衣、「音」にこだわり抜いた初
のシンフォニックライブ開催

倉木麻衣が、自身初となるコンプリートシンフォニックライブを、9月6日・7日の2日間にわたり東京芸術劇場コンサートホールにて開催した。

今回のライブでは、昨年10月に日本武道館で行ったチャリティーライブのなかで初コラボした、指揮者・藤原いくろうと東京フィルハーモニー交響楽団フルオーケストラとの再タッグが実現。

通常のライブとは異なり、来場者には入場時にライブの曲順や各楽曲の聴き所解説が記載されたプログラムを配布。会場もオーケストラの音を最大限に活かすために東京芸術劇場が選ばれ、ボーカルマイクもより細かいニュアンスが感じられるよう新調したりと、「音を楽しむ」ことに徹底的にこだわった、普段とはひと味もふた味も違う内容のステージとなった。

ライブでは、「Love, Day After Tomorrow」「Secret of my heart」「Stay by my side」といったデビュー当時の楽曲や、最新シングル「恋に恋して / Special morning day to you」などに加え、藤原氏が作曲を手掛けた新曲「儚さ」も初披露。

通常のライブではステージの左右を駆け巡りファンサービスをする倉木が、マイクスタンドをステージ中央に設置し、その場からほぼ動くことなくパフォーマンスを行う様子からも彼女の音へのこだわりが伝わってくる。

アンコールではアップテンポの「Stand Up」や、ライブで定番の「always」を演奏し、オーケストラならではのアレンジと重厚なハーモニーで全14曲・計2時間にわたり観客を楽しませた。