【THE BAWDIES】『「JUST BE COOL」
TOUR 2011』2011年1月29日 at 新木
場 STUDIO COAST

撮影:RUI HASHIMOTO (SOUND SHOOTER)/取材:石田博嗣

両サイドのバルコニー席にまで、ぎっしりと詰まった新木場 STUDIO COAST。そんなところからも現在のTHE BAWDIESの勢いがうかがえる。となれば、どんなショーを観せてくれるのだろうか…と、期待に胸を高めていたわけだが、それにすぐさま応えてくれた。1曲目「JUST BE COOL」からダイナミックなサウンドをぶっ放し、フロアを踊らせ、続く「IT'S TOO LATE」の時には、すでに熱気が2階席に達していた。そして、ご機嫌なロックンロール「I'M A LOVE MAN」でひと暴れした後、早くも“言っときますけど、最高です!”とご満悦なROY(Vo&Ba)。その後もロックでポップなナンバーを畳み掛け、観客のボルテージはもちろん、場内の温度と湿度も加速度的に上昇させていく。ROYの“あなたの奥にしまった、そのソウルをさらけ出してみませんか? Are you ready?”の挑発からは「EMOTION POTION」。躍動感あふれるサウンドをフロアに叩き付けると、ジャンプナンバー「LEAVE YOUR TROUBLES」やTAXMAN(Gu)がヴォーカルをとるスリリングな「SO LONG SO LONG」でヒートアップさせ、観客の感情のリミッターを破壊! そのテンションのまま客席全員のシャウトが響き渡った「KEEP ON ROCKIN'」で本編を締め括るが、場内の興奮はアンコールへ飛び火する。しかも、3月30日にニューシングルをリリースすることを発表し、その「LOVE YOU NEED YOU feat. AI」がAIを迎えて披露されるサプライズまであったのだから、さらに沸き上がること必至だ。Wアンコールでもレイ・チャールズの「What'd I Say」でROY&AIがパワフルなシャウトを場内に轟かせ、熱狂が渦巻く中、エキサイティングなロックショーは大団円を迎えた。



セットリスト

  1. JUST BE COOL
  2. IT'S TOO LATE
  3. I'M A LOVE MAN
  4. KEEP YOU HAPPY
  5. SAD SONG
  6. BABY SUE
  7. SOMEBODY HELP ME
  8. EMOTION POTION
  9. LEAVE YOUR TROUBLES
  10. YOU GOTTA DANCE
  11. IT'S A CRAZY FEELIN'
  12. SO LONG SO LONG 13.MOVIN' AND GROOVIN'
  13. I BEG YOU
  14. I WANT TO THANK YOU
  15. EVERYDAY'S A NEW DAY
  16. B.P.B
  17. I'M IN LOVE WITH YOU 19.HOT DOG
  18. KEEP ON ROCKIN'
  19. LOVE YOU NEED YOU feat. AI
  20. SHAKE YOUR HIPS
  21. What'd I Say

THE BAWDIES

ザ・ボウディーズ:小学校からの同級生のROY、JIM、MARCYと高校からの同級生、TAXMANによって2004年1月1日に結成。唯一無二の圧倒的なヴォーカルを武器に、メンバーが敬愛するリトル・リチャード/レイ・チャールズに代表されるリズム&ブルース/ロックンロールのルーツを昇華した楽曲、誰もを楽しませてくれるライヴが各地で噂を呼ぶ。

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