【近藤夏子】『近藤夏子 ワンマンラ
イブ 2010 TOKYO ~コンドウマニア
のみなさん、コンマニワ♪ 祝・初東
京ワンマン~』2010年9月30日 at Sh
ibuya O-Crest

撮影:矢部志保/取材:石田博嗣

やはり雨だった東京初ワンマン。さすが雨女である。しかし、場内には湿っぽさはまったくない。元気いっぱいに近藤夏子が歌い、しゃべり、笑い、真夏の太陽のように輝いている。そして、開始早々に“今日は間違いなく記念すべき日になる”と豪語。その言葉通り、インディーズの頃に路上で歌っていたという「¥13,240」や、弾き語りスタイルではなく手にマラカスを持ってアコースティックアレンジで「母性本能ってやつ」を歌ったり、新曲「できれば君がイイ」を宇宙初披露するなど、スペシャルなメニューが組まれていた。思春期~青春期の恋愛を自分目線で描いた、当時の彼女がイメージできるほど等身大の定番曲たちもプレイされ、いつも以上にアットホームでフレンドリーなライヴが繰り広げられたのだった。もちろん、“記念すべき日”になったことは言うまでもないだろう。



セットリスト

  1. 信号破壊
  2. KY心
  3. 『リアルでゴメン…』
  4. R18指定
  5. で、神様
  6. ヒーロー
  7. ¥13,240
  8. 君授業
  9. 母性本能ってやつ
  10. できれば君がイイ
  11. あたしん中
  12. ~Key Solo~
  13. シンデレラ
  14. 右ストレート
  15. 何年片想い
  16. リハーサル
  17. ありがとごめんネ
  18. 別に。

近藤夏子

大阪在住の女性シンガー・ソングライター、近藤夏子。2歳からピアノを習い、父親は和太鼓を、母親はコーラスを学んでいたという環境に育ち、幼少の頃から音楽に囲まれた生活を送る。中学2年生で弾き語りを始め、高校時代はバンド活動を3年間続けた。
17歳の頃から大阪のライヴハウスを拠点にライヴ活動を行なう傍ら、キタやミナミなどでストリート・ライヴを敢行。09年7月にOSAKA RUIDOで、10年2月には心斎橋クラブクアトロでワンマン・ライヴを開催。両公演ともチケットはソールド・アウトとなり、大成功のうちに終了した。そして同年4月、<ワーナーミュージックジャパン>より1stシングル「リアルでゴメン…」でメジャー・デビューを果たす。

感性をくすぐる独特な歌声、印象的でクセになるメロディー、まさに本人そのままチョケててセツナイ詞の世界、そして「キーボードは打楽器ちゃうんすか?」(本人談)というエネルギッシュなライヴ・パフォーマンスが、女性を中心に多くの人々の心を魅している。また、その自己発信力溢れるファッション・センスから、CUTiEやZipperなど数多くのファッション誌に読者モデルとしても登場し、常に人気ランキング上位にランクインしている。

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