【THE★裏ワザ】これからの作品作り
には
必ず立ちふさがる名作
写真左上より時計回りに、中野隆司(Vo)、石井真之(Gu)、高 仁範(Dr)、黒柳能生(Ba)
取材:土内 昇
「これまで自分たちがやってきたバンドとは一線を画すというテーマを持ちつつ、中野と適当に付けたんだけど(笑)、今は“この名前なんだからなんでもアリ”という意味に受け止めてます」(黒柳)
「いつの間にか決まってました(笑)」(高)
…とインパク大のバンド名について語ってくれたメンバー。そんなTHE★裏ワザの結成は2008年。どんな音楽性を目指して結成されたのだろうか?
「もともとは変拍子や起伏の激しい曲、やけに短い曲など、ミュージシャン的に面白い一風変わった曲ばかり作ってたんだけど、だんだん歌モノになってきたかな」(黒柳)
THE★裏ワザは7月にニューミニアルバム『ハイカラおばあちゃん』を発表したばかり。表題曲の「ハイカラおばあちゃん」は中野隆司(Vo)の実話とのこと。
「実話です。おばあちゃん子だったんですよ。感謝の気持ちを込めて、何か残しておきたかったので、届いてるといいな。家族に曲を書いたのって初めてですね」(中野)
他にも「大丈夫!!」や「「ボクハココニイル」」のような応援歌的なもの、「空」のような自分と対峙して書かれた前向きな歌詞が目立つ。歌詞を書く時に意識していることを尋ねた。
「自分の書く歌詞で何かを伝えたいんだ!!とか一切思ってません(笑)。僕の歌詞の場合ほぼ全てがリアルなので、もはや日記みたいなものです」(中野)
一方、サウンドは楽曲によってアプローチがさまざま。楽曲作りにおいてはどうなのだろうか?
「作曲の段階では、それぞれが出す音をイメージすることを一番大切にしています。あとは、どこかの場面で流れているのを想像したり、その曲を演奏するシーンをイメージしますね。アレンジする時は、一歩引いたところから全体の大きな波を見るようにしています」(石井)
「これまでは“メンバーだけでできるサウンド”にこだわっていたのですが、今回シンセやシーケンスを取り入れました。改めて音楽の深さ、面白さを楽しむことができましたね」(黒柳)
最後に、そんな本作がバンドにとってどんな作品になっているのかを訊いた。
「4曲全部が最新曲であり、代表曲であり、現在のベスト盤です。今は名刺代わりのミニアルバムですが、これからの作品作りには必ず立ちふさがる名作だと自負しています」(黒柳)
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