【SPLASH】今を詰め込むことはできた
けど、
それで完成してるわけじゃない
L→R TAKA-C(Ba&Cho)、YASUO(Dr)、KOIKE(Vo)、KENTA(Gu&Vo)
取材:ジャガー
ライヴで培ってきたものをかたちにしたという1stミニアルバム『N.O.W!! -Not Over With-』。バンドの熱量を強く感じる作品ではあるが、これはあくまで始まりに過ぎないと本人たちは語る。
「“俺らっぽい”を凝縮した曲たちを収録してるんですけど…“俺らっぽい”って感覚的なものなので上手く言葉で説明できなくて(笑)。一音一音、メンバーで確かめ合いながら、もっとこういうことができるんじゃないかってイメージを共有するんです。まぁ、ライヴを観てもらえたらどういうバンドか分かってもらえると思うので、ライヴの感じをかたちにできたアルバムですね。“今をそのままどうぞ”っていう。タイトルもね、上手くハマりましたよ。ちゃんとした英文ではないかもしれないんですけど、“Not Over With”って“未完成”という意味で解釈してて。今を詰め込むことはできたけど、それで完成してるわけではなく。ここからなんです」(KOIKE)
「そういう意味では、最後の『Merry-Go-Round』なんですけど、イントロのゆったりと始まっていく感じは“こちらへようこそ”というのを意識してて。この曲が始まったら、何もかも忘れて楽しんでくださいよって合図です。踊り狂ってもいいぞって(笑)。それこそ遊園地みたいに、聴くだけで楽しくなるような曲にしたくて。どこに置いてもこの曲は自由に気持ちを開放してくれると思うんですけど、このアルバムのラストにしたことで次回作に自分たちや聴いてくれた人の気持ちをつなげてくれるんじゃないかって」(TAKA-C)
スカとロックを絶妙に調合した、自然とリズムに乗ることができる彼らのサウンド。先日行なわれた本作のツアーでもオーディエンスの白熱ぶりが凄まじかった。
「わりとみんなで歌う部分…コーラス隊がワーワー言ってる部分がどの曲もあるんで、お客さんも好きなところを歌ってくれたらいいかなと。個人的には『JACK OFF』はリフをアッパーな感じに持っていったり、みんなで歌える部分も多く作った挑戦曲だったので、この曲でお客さんが乗ってくれるのはやり甲斐を感じました」(KENTA)
「リード曲の『P』は本当の初期からある曲なんですけど、ライヴを重ねるごとにテンポが上がって今のかたちになったんですよ。やるごとにライヴ感が反映されたというか。機材車にある昔の音源を聴くと、その変貌ぶりに自分たちの成長が実感できます(笑)。自分たちの基準になる曲なので、ライヴから外すことがない鉄板です!」(YASUO)
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