【G.B.L.】やるからには上を目指した
い
L→R STEALER(MC)、10C(MC)
取材:土内 昇
「STEALERとは小3の時から普通にツレで、中学ん時に僕の兄ちゃんがヒップホップのCDを借りて来て、たまたまそれを聴いとって“やべーなこれ”ってなって。そっからヒップホップに興味を持ち出して、日本語のラップがあるのも知って、“やってみる?”みたいなノリで始めました」(10C)
「やり始めた時は遊び程度でしかやってなかったので、どんなユニットにしようとか、先のことは一切考えてなかったですね。ただ、名古屋のスタイルにすごく影響は受けてました」(STEALER)
結成のいきさつは上記の通り。彼らが発表した1st アルバム 『Lucky Child』はトラックがバンド的だったり、メロウだったり、パーカッシブだったり、壮大だったり…そのアプローチは幅広く、さまざまな要素も加わっていて新鮮で刺激的だ。
「残念ながらトラックのそういうバランスは本当にたまたまなんですよね。こんなのやりたいな、あんなのやりたいながこんな感じになって、まさにLuckyです(笑)」(STEALER)
「でも、とにかくいろんな曲調やトピックで、全体を通して飽きないようにはしたいなとは思ってましたね。あとは、リリックをなるべく分かりやすくして、少しでも伝わりやすく。結構、メッセージ性を詰め込んだ曲が多いと思うので、それを感じ取ってもらえればうれしいです。特に、俺らと同世代の若い奴らに”頑張ろーぜ”的な気持ちも込めて作ったんで、少しでも共感してもらえれば」(10C)
「とにかく”ヒップホップ”と”名古屋”ってとこにこだわった作品を作りたいと思ってました」(STEALER)
そんなリリックからは“止まったら最後 灰になる”や“この業界は戦場”など、ファイティングポーズを崩さないふたりの姿勢がうかがえる。
「やるからには上を目指したいし、周りには一緒にやってる仲間がいるけど、馴れ合いでやってるわけじゃないから、負けたくはない。そういう意味では、戦場なんだなと思います。あくまで攻めの音楽で。じゃないと、やってても楽しくないと思うし。守りに入る時はマイク置く時ですね」(10C)
最後に、この『Lucky Child』がG.B.L.にとって、どんな作品になるかを訊いた。
「今まで僕らは“US”を意識したノリ重視でやってたんですが、今回のアルバムはメッセージ性を意識して、しっかり聴いてくれる人に僕らを思いが伝わるように努力したので、すごい気持ちの面で変化をもたらしてくれたいい作品になりました」(STEALER)
アーティスト
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