【ZERO】自分の今ある可能性の振り幅
を
確認できる作品にしたかった
取材:土屋恵介
トラックメイカー、ソングライター、コンポーザー、ラッパー、シンガー、さらに国語教員免許も持つ異色アーティストのZEROが1stフルアルバム『No1.0』を発表した。エレクトロニックなものからロックやレゲエ、アコースティックなナンバーまで、バラエティーに富んだ楽曲が並ぶ意欲作だ。
初めてのフルアルバムだったので、まずは自分の今ある可能性の振り幅を確認できる作品にしたかったんですね。基本、制作のほとんどをひとりでやっているので、まずは“今の自分はどこまで広くて、深いのかな?”、逆に“どこまで狭くて、浅いのかな?”というのを探る感じでした。それは楽曲の中身だけじゃなくて制作の段階も含めて
まさに、あらゆる角度から自分を見つめることで、自身の可能性を引き出したと言える。しかし、そこにはCIMBAや椎名慶治(ex.SURFACE)、亜矢、ALEXXといった、フィーチャリングに迎えた個性派アーティストたちの影響も拭えない。
有名、無名関係なく、自分のセンサーに反応した人に声をかけました。この人とやったら自分からは生まれない新しい音が生まれるはず!っていう、自分に持ってない何かを持っている人にアプローチさせてもらいましたね
十二分の手応えを感じているであろう本作を作り終えて、今、彼はどんな気持なのだろうか?
『No1.0』が完成した瞬間から次の作品を作りたいという感情に取りつかれました。やり残したことがあるとかではなく、曲の全てを手掛ける創造者(アーティスト)としては、作品のゴール(完成)が新作へのスタート(制作開始)であり、常にレベルアップしていく…そんなZEROをみなさんに見ていってほしいと思っています
期待通り、ストイックな返答のZERO。そんな彼の今後の予定や展望について尋ねてみた。
関東を中心にライヴ活動を行なっていきながら、もうひとつの顔である他のアーティストさんのプロデュースもマイペースにやっていきたいと思っています。あとは、今作である程度振り幅は確認できたので、次は自分ともっと向き合って、“掘り下げる”ということに集中して曲作りをしていきたいですね。良い意味で自分自身を曝け出せるというか、まずは自分がちゃんとアーティストとして納得できるアーティストになりたいので
アーティスト
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