【jimmyhat】やみくもに希望があるな
んて歌えないけど、
生きてるだけで希望はある
L→R 鈴木庸介(Ba)、高倉 篤(Vo&Gu)、小室真幸(Dr)、吾郷冬樹(Gu)
取材:ジャガー
やみくもに希望があるなんて歌えないけど、最終的に希望がないと生きていけない。人間は生きてるだけで、勝手に煩悩も欲も出てくるから、自分の理想を描いて何かを望むんですよ。だから、絶望したり、苦しむのかなって。“パンドラの箱”は災いが箱の外に出てしまったけど、最後に残ったのは希望だという、何か人生もそういう感じなのかなって
時間を費やし、丁寧に作り上げたアルバム『ワンダー ワンダー ワンダー』について語ってくれた高倉 篤(Vo&Gu)。絶望の中にも必ず希望があり、今、それを歌うべきだと。
制作期間中に東日本大震災があって…直接的な被災はなかったけど、俺には社会性もないし、世界を大きく変えることもできない。そういう現実を突き付けられましたけど、1曲目の『ひとりじゃないよ』でも歌ったように、悲しい顔してても良いことなんて起きないじゃないですか。辛い時でも笑顔でいる方がまだ何か良いことあるんじゃないかって。あと、これまではギターロックというジャンルに括られて、何となく“俺らはギターロックなんだ”っていうので、黒、グレー、青が正しい色なのかなって固定概念があったのも、今回では楽曲に対しても、バンドの考え方としても、そういうものが全部吹っ切れたんで、生きてるだけで希望はあるんだっていう思いをジャケットのテーマにもなった“カラフル”さで表現してみました。とにかく希望を歌いたかった
大それたことを歌うのではなく、明日には掴めそうなぐらいの希望を一曲一曲に込める。近くに見えるものだから、絶望の中であったとしても一歩また一歩と歩み続けることができる。実直な生き様が綴られた歌詞は、あまりに真っ直ぐすぎるゆえの不器用さも感じるが、その姿は実に人間らしく、胸を打つものばかりだ。
どれだけメッセージ性の強い曲をライヴで歌っても、“あぁ、何か良い曲だったね”って思われるよりも言葉のお土産がひと言でもあればいいと思ってるんで。だから、歌詞に対する感情の込め方に熱が入るんでしょうね。ずっと4人が鳴らすバンドサウンドにこだわってきましたけど、今回は今自分の頭の中で鳴っている音は全部入れたくて同期も入れました。自分自身に言い訳したくなかったし、俺の中で描いている世界をちゃんと聴き手と共有したかったから。この作品が完成したことで、今後の自分たちはもっと自由に音楽を楽しめるんじゃないかって手応えがありますね
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