【ソナーポケット】全ての恋愛は片思
いから始まる
L→R ko-dai(Vo)、eyeron(Vo)、matty(DJ)
2月に発売されたアルバム『ソナポケイズム(6) ~愛をこめて贈る歌~』を掲げて、7周年記念全国ツアーを開催中のソナーポケットが、“片思い”をテーマにしたシングルをドロップ。恋愛マスターの今すぐ役立つ恋愛アドバイスは必読!
取材:フジジュン
現在真っ最中の全国ツアーはどんな感じですか?
ko-dai
はい。7周年記念かつ、アルバムを掲げてのツアーということで、過去曲と最新曲を織り交ぜたセットリストになってるんですが、今回はゲームの世界をイメージしたライヴになっていて、来てくれた人が時間を忘れて楽しめる内容になっていると思います。僕らはとにかくステージを走りまくって、肉体的にはかなりキツいですけど(笑)。目で観て耳で聴いて、一緒に歌って踊る、参加型のエンタテインメントになってるので、すごい一体感を感じています。
eyeron
アリーナとホールと両会場でやっているんですが、どちらも同じ興奮を伝えられていると思います。新たな挑戦もあって、今までとは違ったカッコ良さも観せられてると思うし。だから、いつも来てくれてる人も初めて来た人も楽しめる内容なので、僕らもすごく楽しんでいます。その楽しさを伝えられればと思っています。
matty
自分たちも大満足のアルバムが完成したんですが、楽曲というのはライヴで聴いて楽しんでもらって初めて完成するものだと思っているんですよ。新曲たちを今までよりも高い打点で届けられてると思うし、ライヴじゃないと作れないソナポケの世界がしっかり作れているので、過去と比べても断然良いライヴができている感触はあります。
そんな中、シングル「ONE-SIDED LOVE」が発表されたわけですが。
ko-dai
この曲はライヴですでに披露しているんですけど、初披露の時からすごく盛り上がってます。ライヴ向きだなぁというのも感じたし、響いてるのも感じたので、みんなに愛してもらえそうだなと思ってホッとしました。
でも、ライヴで初めて聴いた人は、まさかこんな片思いの切ない想いを歌ってるとは思わないでしょうね。
eyeron
確かに(笑)。僕らの曲には、そういうギャップの面白さがあって。ラブソングでノレるというのが、ソナーポケットの魅力のひとつだと思ってます。
ko-dai
切なそうな曲で明るい歌詞ってこともありますしね(笑)。歌詞を読んで、改めて理解してもらえたら嬉しいですね。
この曲は最初、どんなイメージで作り始めたのですか?
ko-dai
“片思い”をテーマに書きたいと思って。TVアニメ『虹色デイズ』の物語にも沿ってますし、新生活が始まる中で新しい環境で新しい恋が始まる時期だったりするんだろうなと。そんな人たちの心の支えになればいいなって、片思いの人への応援歌を作りました。あとは、アニメのOPということで、1回聴いて引っかかりのある曲にしたいと思ってました。これまでサビにするのは避けていた“逢いたい”という言葉のリフレインを、あえてサビに持ってきたり。
“逢いたい”をサビに使うのは禁じ手だったのですか?
ko-dai
以前は使っていたんですけど、周りのアーティストも“逢いたい”と歌う人が多くて…。なので、あえて使わないようにしてたんですけど、“結局、逢いたいんだよな”ってところに辿り着いた時、わざわざ変える必要もないなって。
eyeron
いろんなラブソングを書いてきたからこそ、素直なその言葉を今使うことに意味があると思うし。
ko-dai
“逢いたい”って言葉ひとつでも、関係性や状況によっていろんな意味があるし…。その言葉を意図的に避ける必要はないんじゃないかと。
こんなに声を張って“逢いたい”と歌う片思いソングもないと思ったのですが。片思いの状況だと、声を張ってリフレインすることで相手に届くかもしれないですね。
matty
声が漏れ聴こえちゃってね(笑)。
ko-dai
あと、この曲は告白する前なので、結論を出していないんですよ。そこでも聴く人の気持ちに添えるかなと思ってます。そもそも恋愛の原点を辿っていくと、お互いが同時に好きになる恋愛なんてなくて。どちらかが好きになって、自分のことをどう思っているかを探る時期が絶対あるんですよ。そう考えると全ての恋愛は片思いから始まると思うんです。
なるほど、確かに! だから、この曲も結論は出さず、《物語の結末は笑顔がいいな》と希望的観測で終わるのですね。キラキラした感じも含めて、中高生の頃の片思いを思い出します。
ko-dai
まさにそのイメージです。好きな子の帰り道のほうへ回り道をしてみたり、用もないのに家の近くまで行ってみたり…。
matty
分かる! いざ会っても、何も喋れないのにね(笑)。
eyeron
俺も同じようなことやってたし、絶対にみんなやってるよね。無理やり偶然を作るみたいな(笑)。
ko-dai
自分でも歌詞を書きながら、“今後、こんなガムシャラに人を好きになることってあるのかな?”と思いましたね。
eyeron
10代の頃みたいにね。でも、この曲を聴いて忘れてた気持ちを取り戻してもらうっていうのもいいよね。
しかし、そんな忘れかけてた10代の気持ちを、なんでこんなにリアルに書けるのですか?
ko-dai
TwitterのDMが1日に200~300件届くんですよ。全部は返せないけど、リアルな恋愛話を書いてくる子が多くて。あとは、友達の子供とご飯食べた時に恋愛相談を受けて、恋愛の先生みたいに答えてあげたり…デートのプランニングとか、プレゼントを選んであげたりしてますよ(笑)。
プロの恋愛マスターですね(笑)。この曲のような片思いの子が、笑顔の結末に近づくためにアドバイスするなら?
ko-dai
常に相手の気持ちで物事を考えることですね。デートの時、あたかも自分が決めたように相手の行きたいところに連れていくのがスマートなので、例えば、相手の好きな食べ物を覚えておいて、美味しいお店に連れてってあげるとか。“こんなに自分のことを思ってくれるんだ”と思わせてあげると良いと思います。そう思わせるには、違ったパターンもあるんですけど…。
eyeron
それはまた、次回のセミナーでご教授します(笑)。
アーティスト
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