【waybee】過去も未来も含めてwaybe
eの“今”を詰め込んだ
大阪を拠点に活動を行なうwaybeeが、1st フルアルバム『BRAND NEW WAVE.』を初の全国リリース! 今作はこれまでのバンドの集大成的な作品になった。
取材:高良美咲
2008年結成のwaybeeは、2015年に現在の編成となって、今回1stフルアルバムであり初の全国盤をリリースしますが、これまでのwaybeeを振り返りってみていかがですか?
藤村
右も左も分からないところからがむしゃらにゴーイングマイウェイしてきたので、山あり谷あり…それでも一度も活動を止めることなく、一歩一歩前へ前へ、みんなと踏み締めて歩いてこれたと思います。本当にたくさんの方々のお陰で。音の鳴るほうへ、これまでもこれからもゴーイングマイウェイですね。
活動を続ける中で、バンドや音楽性などにどういった変化がありましたか?
藤村
結成時から今まで思い描いていたバンドをずっとやれているので、変化もあるようでないですね。
アルバム『BRAND NEW WAVE.』はこれまで以上にwaybeeの名前を広める作品だと思うのですが、制作に向けてどういった構想やテーマがありましたか?
藤村
初の全国流通盤ということで、“どうも初めましてwaybeeです”に尽きますね。アルバムのお話があった時点ではなかった新曲も入っていますし、過去も未来も含めてwaybeeの“今”を詰め込みました。フルアルバム仕様に全曲レコーディングしているので、前の作品との違いも楽しんでいただけたらと思います。
「Shampoo」はソリッドなギターが印象的で耳に残りやすいです。
藤村
初めから考えていた思い通りの楽曲に、めでたくなりました。
そんな「Shampoo」をはじめ、waybeeの楽曲は藤村さんのハイトーンヴォイスを活かしつつ、メロは馴染みのよいキャッチーなものが多いですが、歌メロを作る時に意識していることがあれば教えてください。
藤村
その時の気分で何も考えず作っていますが、強いて言うなら曲を作っても録らないまま寝て起きて、次の日も喜怒哀楽そのままのテンションで歌えたらグッドメロディーやと思ってます。ここが一番の難所なんですけど、まあまあ忘れます(笑)。
キャッチーな楽曲もありつつ、「NIGHT CRUISING」はグルービーでノリの良い曲ですね。
藤村
とにかく歌っていても弾いていても楽しいですね。バンドって、ライヴって楽しいなと思います!
口笛が印象的な「777」は、スローテンポなメロディーで、日常的で叙情的な楽曲かと思えば、後半では楽器隊の見せどころもあったりと意外な展開が面白かったです。
藤村
もともと、とあるギタリストに憧れて音楽を始めたので、その憧れてギターを弾きまくっていた気持ちを忘れないよう心がけてますね。ギターもベースもドラムもカッコ良くないと、今ここに僕らはいなかったんじゃないかな?って思います。あとはワクワクドキドキ、良い意味で期待を裏切っていきたいですね。
ギター、ベース、ドラム問わず、それぞれの楽器のアピールの強さも感じました。そんなバンドが織りなすサウンドの多彩さも特徴だと思うのですが、メンバーそれぞれの推し曲を教えてください。
高部
そっと包み込んでくれるような安心感を与えてくれる「U」です。この曲だけでも良さは伝わりますが、より一層アルバムで通して聴いてもらいたい一曲です。
佐々木
「Jibun world」は当初打ち込みサウンドで、CDとしても発売していたんです。ライヴではもちろん、バンドでのアレンジをしないといけないってなって、アレンジのパターンをいっぱい作って、ライヴをしていくうちにどんどんかたちになっていきました。waybeeの曲の中で一番編曲に時間がかかったんじゃないかと思います。曲自体もこのアルバムの中で一番古いので、今こうしてアルバムの中に入ることがとても嬉しいです。ダンサブルなビートに乗っかるキャッチーなメロディーをたくさんの方に聴いてほしいです。
富田
「Flight Potato」は、一番自分らしいギターが弾けたかなと思ってます。
藤村
僕は「FINDER」です。作ってる時から楽しかったし、自分でも癖になるし、コーラスが面白い。歌詞も僕の信念が書けたので大切な一曲です。
アルバムタイトルの“BRAND NEW WAVE.”にはどういう想いを込めているのですか?
藤村
実は、まだ何もない結成時のホームページに書いてあったサブタイトルなんです。佐々木のお姉ちゃんが考えてくれました。バンド名が波の“WAVE”からきているので、新しい波を起こしていこうという願いを込めていて。タイトルはもうこれしかないねってなりました。
出来上がった今の実感としては?
藤村
全国流通盤ということで、今回本当にたくさんの方々にご協力していただいて、チームとして初めて作ったアルバムになります。こうして今、僕らのメッセージを届けられるのも、無事に手元にアルバムが届けられるのも、チームのみなさんのお陰で。楽しいことも嬉しいことも悲しいことも悔しいことも、今までとは桁違いです。リリースは9月21日ですが、ツアーファイナルの12月13日を迎えてアルバムが完成すると思っているので、まだまだまだまだ全力で駆け抜けます!
リリース前日の9月20日からツアーを開催しますが、どういったライヴが期待できそうでしょうか?
藤村
リリースツアーとしていろんなところへ行くのは初めてのことなので、これまでのライヴとはひと味もふた味も違う、『BRAND NEW WAVE.』の世界観をしっかり届けられたらなと。とはいえ、いつも通りに思いっ切り、誰よりも楽しんでやろうと思っています。仙台から始めますwaybeeです。よろしくどうぞ!
アーティスト
編集部おすすめ インタビュー
おすすめ記事
-
『OKMusic』サービス終了のお知らせ
2024.02.20 11:30
-
音楽ファンの声、エールを募集! music UP's/OKMusic特別企画 『Power To The Music』 【vol.89】公開
2024.02.20 10:00
-
今年でデビュー50周年の THE ALFEEが開催する、 春の全国ツアー神奈川公演の チケット販売がいよいよ開始!
2024.02.13 18:00
-
音楽ファンの声、エールを募集! music UP's/OKMusic特別企画 『Power To The Music』 【vol.88】公開
2024.01.20 10:00
-
宇多田ヒカル、 初のベストアルバム 『SCIENCE FICTION』発売決定& 全国ツアーの詳細を発表
2024.01.15 11:00
人気
-
【連載】 Mrs. GREEN APPLE 大森元貴 『ナニヲなにを。』 - 第1回 『自己紹介を。』 -
2014.12.20 00:00
-
【連載】 Mrs. GREEN APPLE 大森元貴 『ナニヲなにを。』 - 第3回 『魔法の言葉は在るということ、を。』 -
2015.02.20 00:00
-
【連載】 Mrs. GREEN APPLE 大森元貴 『ナニヲなにを。』 - 第2回 『忘れられていることを。』 -
2015.01.20 00:00
-
【連載】 Mrs. GREEN APPLE 大森元貴 『ナニヲなにを。』 - 第16回 『巡り合いを。』 -
2016.03.20 00:00
-
【連載】 Mrs. GREEN APPLE 大森元貴 『ナニヲなにを。』 - 第5回 『新年度を。』 -
2015.04.20 00:00