ビョーク、カスタム・メイドの楽器で
<バイオフィリア>の世界を体現

『バイオフィリア』のライヴツアーを開催中のビョーク

先日ニューアルバム『バイオフィリア』を全世界に向けリリースしたビョークが、故郷・アイスランドでのツアー公演をスタートした。
「スタジオ・アルバム」、「アプリ」、「新しいウェブサイト」、「ライヴ」、「カスタム・メイドされた楽器」、「教育的なワークショップ」といった各要素によって構成される、ビョークのマルチメディア・プロジェクト<バイオフィリア>。

要素の1つであるライヴは、8つの都市で1週間に2回ずつ、計6週間におよぶレジデンシー・スタイルで開催、約3年にわたる大規模公演が予定されており、親密感を体験してもらう為にキャパシティは2,000人以下の会場のみ、さらにステージから観客席の距離を6m以下に設定しパフォーマンスを行うとのことだ。

また会場では、同プロジェクトのためにイギリスの発明家やアイスランドのオルガン職人、MIT Media Lab卒業者らによって製作された「カスタム・メイドされた楽器」を間近に見ることができ、“楽曲の重力”という題材を描写した4つの3mの振り子ハープ、3mの巨大手押しオルゴール・Sharpsichord、収録曲「サンダーボルト」のベースラインとして使われているツイン・ミュージカル・テスラコイルなど、音楽的構造と自然現象との関係性を追究したビョークの世界観が余す所なく詰め込まれた作品となっている。

なお現在ビョークのオフィシャルYouTubeチャンネル(www.youtube.com/watch?v=dikvJM__zA4)ではプロジェクトの一環としてリリースされたアプリの映像が公開されている。
アプリ「バイオフィリア」

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