ブリットポップブームを巻き起こしたブラーの代表作『パークライフ』
1994年にリリースされた当時、街を歩きながら、電車に乗りながら何回もリピートして聴いたのがイギリスのバンド、ブラーの3rdアルバム『パークライフ』である。このアルバムは全英1位の大ヒット&ロングセラーを記録。のちの“ブリットポップ・ムーヴメント”を巻き起こすトリガーとなった本作は“ブリットポップの金字塔”という高い評価を受けることになる。ブレイク後にオアシスとの対決論争が巻き起こるのは、あまりにも有名なエピソード。洋楽雑誌にしょっちゅう特集が組まれていたが、その一挙一動が気になるほど両バンドが注目を集めていたということだろう。そして『パークライフ』はあれから20年以上の歳月がたった今、聴いてもポップでウィットに富んでいて英国臭さがプンプンする中毒性の高いアルバムであることに変わりはない。