RADWIMPSの新曲「サイハテアイニ」が初登場1位獲得!6位にはC&Kの「Y」が初登場ランクイン!!<歌ネット週間ランキング>
本作について、ボーカル・野田洋次郎は「アクエリアスに合う曲を書いてみようと思いました。アクエリアスは僕にとっての中高時代のバスケ部で、電車に走って向かうときの滝のように流れる汗で、ムダに遊びすぎた試験後のカラオケで、ほんのり涼しくなった夜のお風呂上がりだったりします」とコメントしている。それを踏まえて改めて歌詞を読んでみると、<僕にないものばかりで 出来上がった君だから 君の全部がほしくたって いけないことなんて ないでしょう?>と、若くてまだ未熟で、だからこそひとつのことに夢中になれる男の子が浮かび上がってくる。<愛の腕に もしも 掴まれたら もう抗うことなんて しないで 聞いてよ>と、猪突猛進なこの男の子は、<平均寿命80年として 睡眠時間7時間として あと何時間を 君とイチャつけんだろう>と、恥ずかしげもなく言ってのける。自分と愛する人がいればなんだって乗り越えられると固く信じ、だからこそ果てしなく強い。<青は僕らの中に 充分すぎるほどあるから>。それは“青春”そのものや、思春期特有の“青さ”、またアクエリアスの“青”でもあるだろう。弾ける青さを武器に真っ直ぐに進んでいくこの男の子を、応援せずにはいられない。
2位はback number「ハッピーエンド」でまだまだ根強い人気を誇り、3位、4位はそれぞれWANIMAの「やってみよう」「ともに」がキープ、4位にもRADWIMPSの「前前前世(movie ver.)」がランクインし、上位は比較的前週と同じラインナップに。
そんな中、6位に初登場したのがC&Kの「Y」。CLIEVY (クリビー)とKEEN(キーン)からなる2人組シンガー・ソングライターユニットで、現在ライヴツアー『CK無謀な挑戦状 Case3〜紅白への道!紅白へGOGO!55分ライブ!!日頃の感謝を込めて39価格〜』を開催中。6月7日リリースのシングル「Y」の歌詞先行公開を行ったところ、見事ランクインを果たした。愛するふたりの出会いから結婚、うまくいかないこともありながら時を重ね、去り行く日々まで描く本作。<僕らもしもまたいつか巡り合えたら また二人で歩いてゆこう>という切ない余韻が心に迫る。
また、7位には「orion」、9位には「LOSER」と、米津玄師の楽曲が2曲ランクイン。<神様 どうか 声を聞かせて>とかすかに、でもたしかに愛の炎を燃やす「orion」に、<アイムアルーザー どうせだったら遠吠えだっていいだろう>と声をあげる「LOSER」。いずれも米津の繊細な心の内が垣間見える、深みのある楽曲である。
文/木村桂子