カール・クレイグ、新作を携え渋谷Contactに降臨
デトロイトのテクノシーンから現れた第2世代を代表するアーティスト、カール・クレイグが満を持してContactに初登場する。ミックス『Detroit Love Vol.2』のリリースを祝してカール・クレイグの“最新形”をフロアに届ける。
デトロイトテクノ特有のエモーショナルな可能性を最大限に引き出し、独自のサウンドの在り方をはじめ、リズムのアレンジや空気感までをも確立してみせたカール・クレイグは、現在もエレクトロニックミュージックの象徴のひとりであり続けている。手がけた作品のなかには、「Landcruising」や「More Songs About Food And Revolutionary Art」のような歴史的名盤のほか、69、BFC、Paperclip People、Psycheなどの数々の名義において表現してきた珠玉のマシンソウルが満載だ。Innerzone OrchestraやThe Detroit Experimentでは、ジャズに主軸を据えたみずみずしいサウンドで、シンセサイザー/サンプラー/シーケンサーといった機材を駆使した制作だけにとどまらないクリエイティビティを証明してみせた。
そんな彼の最新プロジェクトが2枚組のミックス大作『The Detroit Love』だ。同作では、人気のアーティストからこれまで見過ごされてきたデトロイトの隠れた才能まで、多彩な音源を掘り下げて唯一無二の表現へとブレンド。ケヴィン・サンダーソン、DJミンクス、ザ・ダートボムスなどの楽曲を収録した、デトロイト愛に満ちたトリビュートに仕上がっている。カール・クレイグが体現してきたデトロイトサウンドの“今”を、この夜の渋谷Contactで体験してほしい。