パワフルかつシンプルなサウンドで絶大な支持を集めたグランド・ファンク・レイルロードの『グランド・ファンク』
グランド・ファンク・レイルロード(以下、GFR)と言えば「ハート・ブレイカー」「孤独の叫び(原題:Inside Looking Out)」「ロコ・モーション」「アメリカン・バンド」など、多くの大ヒット曲を生んだアメリカを代表するハードロックグループである。何度かの解散・再結成を繰り返しながら現在も活動を続けているものの、現在の日本では年配のリスナーを除いてはすっかり忘れられているというのが実状ではないだろうか。今回取り上げるのは代表曲「孤独の叫び」を収録したGFRの2ndアルバムとなる『グランド・ファンク』(’69)で、コロナ禍で家にいることが増えフラストレーションがたまっている今だからこそ、彼らのパワフルな音楽を浴びるように聴き、明日への活力にしたいものである。