イリアーヌ、天才ジャズ・ピアニストの本領を発揮した新作完成
凄腕ジャズ・ピアニストとして80年代にデビューし、ボサ・ノヴァ歌手としても知られるイリアーヌが最新作『デサフィナード』を7月22日に発売した。
近年では“ピアニスト”と聞いて、「イリアーヌってヴォーカリストでは?」と思う方も多いと思うが10代からピアノ奏者としてメキメキと頭角を現し、15才の頃には地元ブラジル有数の音楽学校でピアノを教えていたという天才肌。
80年代初頭にNYに渡りマイク・マイニエリや マイケル・ブレッカー、スティーブ・ガッドなどが結成した伝説のフュージョン・グループ 「ステップス・アヘッド」のピアニストに20歳そこそこで抜擢され、テクニカルな演奏でジャズ/フュージョン・シーンに華麗に登場し、お馴染みとなったヴォーカリストとしての本格的な活動は90年代に入ってからのこと。