【コレサワ インタビュー】
私にとっての音楽は
“衣食住音”って感じ

コレサワ

圧倒的な共感を生む歌詞と、中毒性のあるサウンドで人気を集めているシンガーソングライター、コレサワ。彼女が次に制作したのは夏をコンセプトにしたミニアルバム『サマラブ』。心をギュッと掴むラブソングから可愛い主人公の恋を応援したくなるエールソング、さらにドラマチックなスケールの大きなナンバーなど、カラフルな一枚となっている。

猫を飼うことで、
“人生って飽きないな”って思った

今作の収録曲である「君の住む街の天気が都合のいい空でありますように」のMVはすでに公開されていますが反響はいかがですか?

ありがたいことに、たくさんいただいています。ストーリー性のあるものでMVを作ったから、“最後どうなったの?”という声をいただいたり、私でも気づかなかった考察などをしてくれる方がいたりしていて、すごく興味深かったです。

MVの世界観は本当に引き込まれるものでしたが、どんな発想から生まれたのでしょうか?

この曲のテーマが“空”だったので、遠距離恋愛をテーマに作ろうということになったんです。でも、離れ離れになった先が日本のどこかだったら、どんなに距離が離れていたとしても会おうと思えば会えますよね。なので、思い切って会えない場所にしたいと考えて、“宇宙にしよう”となったんです。

それがあんなにもドラマチックな物語になったんですね!?

そうですね。アートワークを手がけてくれているウチボリシンペさんとふたりでずっと物語について話していた時に、“スケールはかなり大きい物語になるけど、今までやったことがないことだからやってみたらいいんじゃないか”って話になったんです。

これまでは生活にとても密接しているものが多かったですよね。だからこそすごく新鮮でした。さらに、ふたりが地球と宇宙で絶対に離れなくちゃいけない理由になるのが、猫というのもすごくリアルですよね。

離れ離れになる理由が何だったらお互いに納得ができるのかと考えたんです。大事な人とどうしても離れなくちゃいけない、お互いが譲れない大事なものって何かと思った時に、飼い猫のメロウの存在が浮かんだんです。一年程前に飼い始めてから、メロウは私にとっての絶対に守らなくちゃいけない存在になったんですよね。例え地球が滅びようとも、メロウのことは絶対に救いたいし、手放すことなんてできないと思ったんです。

となると、前作から今作までに大きな心境の変化があったんですね。

そこまでは多く変わってはいないんですが、家の掃除をたくさんするようになったり、暮らし方に変化はあったかもしれないですね。それに、“人生って飽きないな”って思ったんです。初めて猫と暮らすことで新たな経験ばかりできているんですよ。

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