ポプラ社から児童向け文庫の新レーベ
ル『キミノベル』が創刊
児童向け文庫の新レーベル『キミノベル』創刊。アンバサダーにバーチャルシンガーの花譜
また、今回の創刊にあわせ、バーチャルシンガー・花譜(かふ)とのコラボプロジェクトも始動。3月18日には活動の第1弾として、彼女の歌うレーベルソング『ソレカラ』のMVが公開されています。DAOKO『御伽の街』などの制作で知られる映像作家・佐伯雄一郎が監督を務めた同MVには、『キミノベル』から新たに刊行される創作小説6タイトルをモチーフにした、幻想的な世界が描かれています。
「キミノベル × 花譜」コラボプロジェクトMV『ソレカラ』
ある日の帰り道に花譜さんがどこかの街を歩いていると不思議な本と出会い、開いた本から誘われるように小説の世界への旅が始まる…というもの。花譜さんが6つの物語の世界を旅する様子が描かれ、作品に登場する敵と戦うバトルシーンや、タイムスリップするように時空間を移動したり、こっくりさんなどの怪談の世界を進んでいく様子など、小説世界と楽曲が融合した映像となっています。作品世界を表現するにあたり、6名の新進気鋭のクリエイターが参加。北村みなみさん、あべチョス。さん、queさん、Utomaruさん、イアリンさん、G子さんがそれぞれのイマジネーションで描いています。
今回のために書き下ろされたレーベルソング「ソレカラ」は、昨年「知りたい」を発表しTikTokやYouTubeから爆発的人気となった音楽クリエイター・水野あつさんが楽曲制作を担当。あらゆる人や世界とつながっていく「キミノベル」のコンセプトを表現しつつ、6つの作品世界をモチーフに取り込み、一つの楽曲にまとめあげました。
プロジェクトMVに込めた編集部の想い
キミノベルのコンセプトと6作品をひとつのミュージックビデオにするという、今まで見たこともない新しい企画で、どうなるんだろう? と最初からワクワクする気持ちでいっぱいでした。水野あつさんと花譜さんによって
レーベルの想いと作品世界がつながった「ソレカラ」という楽曲が生まれ、文字だけで表現される小説を6人の才能あふれるクリエイターの方々に独自の解釈で自由に描いていただきました。6人それぞれの方法で作品世界を表現することで、読者の想像力は無限で、物語にはいろいろな楽しみ方があることを伝えられたらと考えています。
これから物語に出会う子どもたちにも、今回の映像のように自分なりに自由に物語を楽しんでほしい、そしてキミノベルという場に集まって感想や文章、イラストなどをみんなで共有しあうことで、また新しい物語に触れてもらいたい。そんな想いを込めて制作しました。 聴いて・見ていただけばきっと、MVの中の花譜さんのように、物語のなかに飛び込みたくなる気持ちがわいてくると思っています。
『キミノベル』アンバサダーに就任した、バーチャルシンガー・花譜のコメント
この度アンバサダーになることができて光栄です。水野あつさん作詞作曲の「ソレカラ」を歌わせていただきました!本と合わせて聴くとまた違った世界が見えるのではないかなと思います。みなさんにも物語との素敵な出会いがありますように!そして、「ソレカラ」のMVが完成しました。いろんな花譜がいるーーーー!!キミノベルの物語の中に登場してるみたいだ…!素敵に描いていただいてとても嬉しいです。ありがとうございます!!!
花譜プロフィール
日本の何処かに棲む、何処にでもいる、何処にもいない17才。様々な偶然により発見された類い稀な歌声を持つ次世代型バーチャルシンガー。2018年1月、仮想世界を拠点としながら現実世界への活動を本格始動。
以来、彼女の歌声とSNSにアップされるリアルとバーチャルが融合されたミュージックビデオや写真が話題を呼び、フォロワーが急増。現在、YouTubeチャンネル登録者数は49万人を超えている。
『ソレカラ』の作詞・作曲・編曲を担当した、水野あつのコメント
キミノベルの”つながる”をテーマに、一つ一つのメッセージにアイデンティティを持たせながら”水野あつ”の世界観を加え楽曲を仕上げました。以前から花譜さんの作品をよく聴いており、今回一緒に作品作りをするにあたって、花譜さんの子音や歌い回しや語尾の抜き方など僕が思う花譜さんの良さを活かせるよう制作しました。
加えて、今までにはなかった一面も見せたいと言う気持ちから、僕らしいメロの運び方やトラックの跳ねなども大切にしています。1リスナーとして聴きたいなと思える作品に仕上がったと思うので是非ご視聴ください。
水野あつプロフィール
「優しい音楽」をテーマに、聞いた人が応援したくなるような、優しい気持ちになれるような音楽を作っているクリエイター。令和発の現在話題沸騰中のアーティスト。
『キミノベル』編集長・門田奈穂子のコメント
キミノベルは、新型の恐ろしいウイルスが瞬く間に広まり、世界中が未知の状況の中で創刊準備を進めてきました。そこで、こんなふうに未経験の事態に陥ったとき、重要なのは「想像する力」だという想いを強くしました。こう行動したらどうなるか、いま困っているのは誰か、何が必要か、この先どんなことが起こるか…etc. そして、見知らぬ他者の存在を思い、経験していないことを想像する源となるのは、それまでに触れ、蓄積してきた無数の「物語」だと思います。その力は計り知れません。危機対応は一つの側面で、他者の痛みや喜びに共感して人生を輝かせたり、次々と新しいものを生み出したり、人が、知らない未来に希望を抱けるのも、フィクション・ノンフィクションにかかわらず、物語の力ではないでしょうか。
だとしたら、子どもたちには、この先の未来を無事に、また明るく生きていけるように、どんどん物語を吸収してほしい。それはマンガや映像でもいいのですが、ビジュアル化できない世界を表現できるのが文字で、本には本だけが育める想像分野があります。
だからどうか本を読んでほしい。そのために おもししろい本を刊行するだけでなく、自ら本を読みたくなる流れをつくることが、我々の仕事であり使命だと思い、このレーベルを創刊します。
『キミノベル』のWebサイト『キミノマチ』概要
Webサイト「キミノマチ」は“みんなが当たり前にご飯を食べるように本を読んでいる街”をテーマに、イラストレーターで漫画家のクイックオバケさんがビジュアルを担当。公式サイトとしての機能だけではなく、誰もが気軽に訪れ、つながれるコミュニティとして一つの街に遊びに来たような感覚でワクワクしてもらえるサイトです。
サイトの機能には、感想を共有し合う掲示板「カフェ あーだこーだ」 やイラスト投稿コーナー「イラステーション」などユーザー同士が交流できる場のほか、今後、作家とコミュニケーションができる場も開設予定です。また、キミノベル 公式YouTubeチャンネルが見られる「ペンギンシネマ」 では今後、本が苦手な子でも見ているだけで小説が楽しめる「ためし読見ムービー」やオリジナルコンテンツなども公開していきます。
さらに「キミノベル」は、ほぼすべての作品を発売と同時に電子書籍化し、場所や時間を問わず、読者がすぐに作品へアクセスできる環境を整えていきます。
ポプラ社から児童向け文庫の新レーベル『キミノベル』が創刊はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。
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