野村萬斎、戯曲リーディングでシェイ
クスピアの問題作『アテネのタイモン
』を上演 

2019年10月29日(火)、31日(木)シアタートラムにて、野村萬斎演出による戯曲リーディング『アテネのタイモン』が上演されることが決定した。
戯曲リーディングとは、世田谷パブリックシアターが上演への可能性を検討するという試みで実施してきた企画。今回、本リーディング公演でとりあげるのはシェイクスピア作品の中でも問題作といわれている『アテネのタイモン』。本公演のために河合祥一郎が新たに翻訳し、さらにリーディング公演用に構成した上演台本を、世田谷パブリックシアターの芸術監督である野村が自ら演出する。
<ストーリー>
アテネの裕福な貴族タイモン(野村萬斎)の屋敷では、豪勢な宴が繰り広げられ、友人である貴族、詩人や画家、元老院議員たちに大盤振る舞いの毎日。タイモンは、彼を心配する執事フレイヴィアスの助言や、哲学者アペマンタスの皮肉を無視して、誰にも気前よく金品を与え続けていた。だが、とうとう破産に至る。そこで今まで善意を施してきた友人たちに借金の申し入れをするのだが、彼らはことごとくタイモンの依頼を断るのだった。タイモンは絶望のあまり、人間不信に陥り、森の洞窟に一人ひきこもってしまう。

アーティスト