Y's(ワイズ) 2014-15年秋冬コレクシ
ョン - 9年ぶりのショーを東京で

過去には、1977年に東京でファーストコレクションを発表し、2003年春夏コレクションから2005年春夏コレクションまでランウェイショーをパリで開催した。東京で開催される今回のショーは、イタリアのPitti宮殿で開かれた2005-06年秋冬コレクション以来の、9年ぶりのコレクションショーとなった。

コレクションテーマは、「エレガント・ミリタリー」。18世紀末~19世紀初頭フランスの、ナポレオン時代の軍服とその時代に代表的なシンプルで合理的、且つ繊細なファッションがインスピレーション源。モノトーンとカーキを軸にしたルックが、芯の強い女性像を描き出す。無駄をそぎ落としたミニマルなフォルムに、側章、メタルボタンなど軍服を思わせるディテールがアクセントになっている。白シャツを凛々しく着こなしたモデルは、毅然とした歩みでフロアの観客の目を引きつけた。足元にはもちろん、ドクターマーチンなどラバーソールのブーツを合わせて。

ミリタリージャケットやカーゴパンツなどマニッシュなアイテムと、チュール、フリル、刺しゅうといったフェミニンな掛け合わせが洗練された印象を与える。ローズのフラワープリントやメタリックのオーバーサイズドコートは、アルカンターラ社の生地をつかったもの。

ショーには松島花や松岡モナ、秋元梢など有名モデルも出演し、観客として、栗原類やシシドカフカなどをはじめとしたブランドのファンも駆けつけた。

Y's は1972年にブランドスタートしてから現在に至るまで、男性の服を女性が着るというコンセプトのもと、時代に流されることのない独立した価値観を持つ働く女性たちへの服を作り続けている。

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