【ライブレポート】猫曼珠-nekomanj
u-、荒ぶる猫たちが轟かせる音
フロアーからの声がやまないなか、MCへ。「こんにちは。猫曼珠です」と挨拶し、超短期間で作り上げたバンドであること。新人であること。1分1秒が惜しいことを伝える。そして、「新人だからってなめんじゃない」という言葉で「HAYABUSA」へ。今の東京を彼ららしく表現した「アダルティックTOKYOサイエンス」。
SEでの破裂音。「flashback」はPOPさを持ちつつ、過去と今を歌う。8曲目でコータが捌け、ニャーオという猫の声で、ドラムのFUMIYAが照明を浴びプレイ。その後、ベース、ギターとともにセッション。時に会話をするように、未来を語るように。自由自在でありながら、聴き手の気持ちを心地よくハイにしてくれる。
コータが戻り、このセッションは即興だと伝える。即興曲のタイトルは、「猫フード」。今回のツアー初日の大阪で、客席の男性にタイトルと決めてもらったとのこと。MCでマイクがハウったのは、眠ったはずの猫が目覚めたからだろうか? さすが猫曼珠。
フロワーは、あうんの呼吸のように、手を振り上げ、頭を振り、体を揺らす。初めて聴く曲とは思えないこの一体感は、フロワーに集まった人たちに共通する何かがあるのだろう。あるゆる感情を昇華させるようだ。
本編ラストは「ハイにナルマデ」。highなのか灰なのか、字面で悩んだが、どっちもありの「灰になるまで」と理解。音楽が創る異空間を体感したライブとなった。
「虹色桜」。若い恋の思い出だろうか? 虹色の桜が狂い咲く。君との約束が消える。切ない歌詞が、耳に入ってくる。優しい曲から、本気のラストへ。今後大切な曲になっていく「ドグマティック開花」と「ハイにナルマデ」。ノンジャンルバンドをステージで表現し、メタル・ハードコア・ラウドロック・シューゲイザー・ジャズ・エレクトロニカすべてありの、“ジャンル=猫曼珠”であると知らせるステージは幕を閉じた。
1.ドグマティック開花
2.ROMAN&PUNK
3.HAYABUSA
4.アダルティックTOKYOサイエンス
5.ホムンクルス
6.flashback
7.Dreaming & Growing
8.猫フード
9.されどキミ
10.神、逆撫でBOY
11.ハイにナルマデ
アンコール
12.虹色桜
13.ドグマティック開花
14.ハイにナルマデ
<猫曼珠-nekomanju- presents 「猫と彼女の事情」>
2019年6月21日
猫曼珠/HER NAME IN BLOOD
Open/Start:18:30/19:00
2019年12月25日@新宿LOFT
一周年記念ワンマン
SINGLE「ハイにナルマデ」
1. ハイにナルマデ
2. 神、逆撫でBOY
NOW ON SALE/ 1,300円 (Tax in) / NMJ-001
アーティスト
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