【ROTTENGRAFFTY・山人音楽祭 2018】
群馬と京都は姉妹都市とロットンがG
-FREAK FACTORYに込めた強い気持ち
山人音楽祭 2018【赤城ステージ】 ROTTENGRAFFTY
3年連続出演のROTTENGRAFFTY。「ヘイ群馬! テッペン獲りに来たぜ!」というN∀OKI(Vo)の第一声から、『山人音楽祭』へ駆ける想いが伝わってくる。1曲目「THIS WORLD」、2曲目「PLAYBACK」という攻めたナンバーが続いたとはいえ、何よりも、のっけから会場の一体感が凄すぎた。観客エリア後方から観ていたのだが、前方エリアの観客の手がスゲー突き上がっている。その手が突き上がるタイミングも完璧に一緒で、観ていて気持ちよくなる。日本武道館を控え、名作『PLAY』を引っ提げた47都道府県ツアーを下手ロットンは明らかにパワーを増していた。
ROTTENGRAFFTY
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何事においても、ひとつになる事というのは大変難しい。でも、NOBUYA(Vo)の伸びやかな歌声、しゃがれた声でN∀OKIが煽っていく……、その姿に一瞬で観客は掴まれている。「明日の事なんか考えるな! 騒げ! 遊べ! ぶっ飛べ!」や「全員が主役! やりたいようにやってけー!」なんて言われた日にゃ、じっとしてられるわけがない。
で、全員が主役でやりたいようにやって、みんな同じように楽しんでいるというのは凄すぎる。音楽でひとつになれるなんて軽々しく言いたくないが、そう思わず言ってしまうくらい、ロットンは会場をひとつにしていた。
で、全員が主役でやりたいようにやって、みんな同じように楽しんでいるというのは凄すぎる。音楽でひとつになれるなんて軽々しく言いたくないが、そう思わず言ってしまうくらい、ロットンは会場をひとつにしていた。
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「70cm四方の窓辺」前にNAOKIはゆっくりと語りだした。『山人音楽祭』がグリーンドーム前橋で『GUNMA ROCK FESTIVAL』がスタートした2012年から数えて6年目を迎え(2015年は開催なし)、今年は2日間開催してる事を自分の事のように誇りに想うと。地元京都で『ポルノ超特急』という自主イベントを開催し続けているだけに、余計に凄さがわかるのだろう。
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互いに約20年のキャリアで地元を大切に活動をし続けてきた境遇も似てる。群馬と京都を姉妹都市のように思っていて、日本各地もそうなればという願いを込めた言葉には重みがあった。ずっと後方で、その光景を感慨深く眺めていたG-FREAK FACTORYのメンバーの姿も印象的であった。
ラストは「金色グラフティー」、「Error...」と更に盛り上げるが、まぁ、観客たちの満足しきった顔。「金色グラフティー」時、肩車で担がれた観客たちが肩を組んでる姿は圧巻だった。10月3日、キャリア初となる日本武道館を迎えるのにふさわしいライブ。「俺たちが京都からやってきたROTTENGRAFFTYだ! 武道館で待ってるぜ!」という去り方も本当に勇ましかった。
文=鈴木淳史 撮影=HayachiN
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