イギリス出身のネオポップアーティス
ト、フィリップ・コルバートの日本初
個展が開催

イギリス出身のネオポップアーティスト、フィリップ・コルバート(Philip Colbert)の日本初個展『PHILIP COLBERT NEW PAINTINGS』が、2018年9月4日(火)〜18日(火)まで日動画廊 本店で開催中だ。
フィリップ・コルバートは、美術史と現代文化の双方からインスピレーションを得て創作活動を続け、立体、絵画、ファッション、パフォーマンスなど様々な分野からアプローチすることで知られているアーティストだ。「私たちが生きる世界は極端なポップの飽和状態にあります。一般大衆によって毎秒インスタグラムにアップされる星の数ほどの画像やソーシャルメディアに現れる画像が現代のクリエーションを定義する、超ポップな世界なのです」と、コルバートは語る。
フィリップ・コルバート
そのポップな手法から生み出される作品は、現代の大衆文化の日常にありふれたシンボルの数々が自身の分身である”ロブスター”の目を通して語られるという点で、過去の巨匠たちのマスターピースと現代美術の理論を横断。「超ポップリアリズム」と称して独自の世界観で今日の飽和状態の社会を反映しているのではないだろうか。
『PHILIP COLBERT NEW PAINTINGS』展では、笠間日動美術館が所蔵する近代傑作絵画の数々を参照・引用した、全長約6mの大作《Dream Hunt riptych(ドリーム・ハン ト・トリプティク)》を含め、大型の新作シリーズを含む約10点が発表される。また、絵画世界の中に生きるロブスターのフィギュアや、コルバートの分身が登場する本人初のゲームが日本初公開となる。さらに、フォトブース、子ども向けのパズルイベントなど、会期前から様々なイベントを予定している。
《Dream Hunt riptych》 2018, 585×270cm oil and acrylic on canvas (新作)

アーティスト