今年も渋谷の夏フェスに、 ユニオン
エンタのアーティスト達が全員集合
今年も渋谷の夏フェスに、 ユニオンエンタのアーティスト達が全員集合
ユニオンエンタテインメント所属アーティストが顔を揃えるイベントとして話題を呼んでいる『UNiONSTAR’S』。初開催となった昨年の反響の大きさを受けて、今年はガールズバンドをメインにした“REDSTAGE”とダンスユニットを軸にした“BLUESTAGE”に色分けされた2DAYS開催にスケールアップ。より充実感を増したイベントとなり、昨年同様shibuyaduoMUSICEXCHANGEで華々しく行われた。
Noblerebelのライブは「MASQUERADE」からスタート。マスクを被り、鮮やかなドレスを身に纏ったメンバーの姿と翳りを帯びたサウンドの取り合わせが生むインパクトの強さは絶大で、場内は瞬く間にNoblerebelの世界に染まった。その後は、しっとりとした歌中と激しいサビ・パートの対比を活かした「事情~forbiddenlove~」やアッパーな「TrueFeelings」、力強く疾走する「約束~revivingmemories~」などをプレイ。ライブが進むに連れてボルテージをあげていき、激しくパフォームするステージは魅力に富んでいた。ショートライブで“静と動”をしっかり表現する辺りはさすがの一言で、強く惹き込まれずにいられなかった。
Noblerebelのライブに続いて、FUNRUMORSTORYのTakey(vo)とMami(b)、NoblerebelのNachi(vo)とMayu(g)、RagnaRockのMaNa(dr)がステージに登場。1日限定のスペシャル・セッション・バンドとして、XJAPANの「RustyNail」とWANIMAの「やってみよう」を聴かせてくれた。豪華な顔合わせに加えて、笑顔で演奏するメンバーの姿やセッションバンドとは思えないスクエアなサウンドなどに客席からは歓声があがり、場内は大いに沸いた。こういうコラボレートが見れることも『UNiONSTAR’S』の楽しみのひとつなので、ぜひ今後も継続してほしいと思う。
“REDSTAGE”のトリを務めたFUNRUMORSTORYのライブは、キャッチーな「FightingMAN」からスタート。メンバー全員が織りなす華やかなステージングと心地好いサウンドにオディエンスも熱いリアクションを見せ、場内の熱気はさらに高まった。「FightingMAN」で創りあげたいい空気感を保って、爽やかな「SundayGirl」やウォームなスロー・チューンの「永遠にHappiness」、ハイテンションな「ColorfulStory」などをプレイ。オーディエンスの様々な感情を突くメリハリの効いた構成も奏功して、場内なイベントの締め括りにふさわしい盛大な盛りあがりとなった。バンドとしての魅せ方を見つけたことを感じさせただけに、今後のFUNRUMORSTORYも本当に楽しみだ。
FUNRUMORSTORYのライブが終わった後、エンディングとして“REDSTAGE”の出演者全員がステージに姿を現した。みんなを代表してRaniが「『UNiONSTAR’S2018』は明日も続きますけど、いい1日目にできたんじゃないかなと思います。ありがとうございます」と挨拶。その後は出演者たちのサイン色紙のプレゼント抽選会や好きなメンバーとの撮影会、記念撮影などが行われ、ライブが終わったあとも場内の熱気は冷めることがなかった。
『UNiONSTAR’S2018』の2日目となる“BLUESTAGE”は、オープニング・アクトを務めるSuperBreakDawnのパフォーマンスから始まった。“ピン”と糸が張ったような緊張感が漂う中、SuperBreakDawnの7人はダイナミックかつしなやかなダンスを展開。完成度の高いパフォーマンスにオーディエンスは息をのんで見入り、ライブが終わると同時に客席からは盛大な拍手と大歓声が湧き起こった。わずか5分足らずのステージで場内を“BLUESTAGE”の空気に染めたのは、さすがの一言に尽きる。
“贅沢なオープニング・アクトだったな”と思う中、場内に軽快なサウンドが鳴り響き、ステージに甲斐ゆいかが登場。純白のドレス姿で「さくらんぼ」や「ケサランパサラン」といったキャッチーなナンバーをキュートに歌う姿は、正統派アイドルならではの可憐な魅力に溢れている。等身大かつ明るい雰囲気のMCも含めて彼女の巻き込み力は絶大で、ライブを通して場内はいいムードで盛りあがった。声優や女優、タレントなど幅広いフィールドで活動を行っている彼女だが、アイドルとしても高いポテンシャルを備えていることを、あらためて実感させられるステージだった。
若干18才ながら優れた歌唱力を誇るシンガーとして話題を呼んでいるWa:Miは、良質な歌声でオーディエンスを魅了した。ソウルフルな「LoveOnMe」やピアノを弾きつつ歌ったスロ・チューンの「ヒカリの花」、8月公開の映画『RYOMA空白の3か月』主題歌に決まったスタイリッシュな「最愛なるフレンド」など、表情豊かな楽曲のエモーションを巧みに表現するヴォーカルは見事。“どっぷりソウル”というようなパターンとは異なり、ブラック・ミュージックがほのかに香る耳馴染みのいい楽曲も実によかった。
爽やかな「SummerLove」でライブをスタートさせたLovRAVEは、エモーショナルな「ASAP~愛が拡散する前にメドレー」や妖艶さが漂う「honeyordie?」などを披露。華やかなダンスとヴォーカルはもちろん、各メンバーが好きな衣装でパフォームするというアプローチも楽しめた。こういう手法を採りつつ散漫な印象にならないのは、メンバーが織りなすダンスのシンクロ度が非常に高いことが要因といえる。4つの個性がひとつになってLovRAVEの世界を創りあげていくステージは魅力に富んでいて、強く惹き込まれずにいられなかった。
国内はもとより欧米、アジア諸国やインドなどでも活動を行っているシンガーソングライタとして知られる池田彩。彼女はキャッチーな「ワンダーレールロード」を聴かせた後、インドの民族衣装を纏ったLovRaveとコラボレートした「ハロー!ハロー!ナマステ!」を経て、「池田彩プリキュアYoseatsuMedley」で畳みかけるというライブを展開。“おおっ!”と思わせるシーンの連続に場内の熱気はさらに高まり、一体感に溢れた盛りあがりを見せた。安定感や表現力に富んだヴォーカル、関西弁MC、親しみやすい人柄なども含めて、充実した活動を重ねてきているベテランならではの魅力が光るライブだった。
“BLUESTAGE”を締め括るDJ&ダンスヴォーカルユニット・Caratのライブは、スタイリッシュなダンス・チューンの「RingDongDingDong」で幕を開けた。透明感を湛えた歌声を聴かせつつ艶やかにダンスするメンバーたちが発するオーラは圧倒的で、ライブが始まった瞬間“グッ”とステージに惹き寄せられた。その後は男性ダンサー2人を交えた「KissMe」や「Compricated」、アッパー&ウォームな「Wegottago」(新曲)などを披露。キュートさと大人っぽさがMixしたCaratならではのテイストは本当に魅力的で、メジャーデビューを果たしたことも納得できる。オーディエンスもライブを通して熱いリアクションを見せ、ラストチューンとなった「#SOTS」で場内は爽快感を伴った盛大な盛りあがりとなった。
全アーティストのパフォーマンスが終了した後は前日の“REDSTAGRE”同様、出演者全員がステージに姿を見せて、サイン色紙のプレゼント抽選会や好きなメンバーとの撮影会、記念撮影などが行われた。進行役を務める池田彩の軽妙なMCも絶妙で、ステージと客席は笑顔で溢れ、『UNiONSTAR’S2018』は最良の形で幕を降ろした。
撮影・猪狩健太郎
・ユニオンエンタテインメント公式サイトhttp://www.union-et.jp
・ユニオンミュージックジャパン公式サイトhttp://www.union-mj.jp
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