Goodbye holiday、聴いてくれる人の
鎮痛剤になるアルバム「ドッペルゲン
ガー」はこうして生まれた!【インタ
ビュー】
Goodbye holiday、聴いてくれる人の鎮痛剤になるアルバム「ドッペルゲンガー」はこうして生まれた!【インタビュー】
普通に学校を出て一般企業に勤めてる社会人の方は、おそらく青春時代が自然とフェードアウトしていくと思うんです。だけど、僕たちバンドマンやクリエイティブなことをされている方達は、あえて青春時代を終わらせないほうがいいって事があると思うんです。青春時代はフェードアウトしていくものじゃなくて、もしケリをつけるときは自分から「ここでおしまいです」っていうふうに決めなきゃいけない。それは、夢を与える職業が故に犯罪性が強いんですよね。夢を与えることの裏返しでやばいことやってるんじゃないかなと思って。その点で僕たちみんな共犯者なんじゃないかなっていうのを、言葉にしてみました。
映画で使ってもらえることになって、やっと音源化することが出来ました。映画のタイアップが決まってくれたおかげで世に出せたみたいなところがあって、それがうれしかったですね。
自分でアレンジした曲の中でも「きらり」がやっぱり一番すべてがうまいことはまったというか、音数もそんなに多くないのにしっかり厚みもあって、ドラマチックな感じもあるし、楽曲としてのクオリティがとても高いと思うので、お気に入りの曲です。
ただ、映画を観た後になるべく感想をつけるようにしてるんですけど、実際に見た夢の断片みたいなのがあって、その夢見て起きたらなぜか号泣してるみたいなことがよくあり、それはなんでなんだろうっていうのを、自分の中で映像化してストーリーにして言葉としてアウトプットして…っていうことをやって出来たのが「ゴンドラの夢」ですね。
サビの最初の『ずっとキスをしていたら さよならは言えない』というフレーズに、この曲で言いたいことが全部含まれてるんです。キスって一方的にしようと思ったらできちゃうけど、そういうものじゃないじゃないですか。だから一方的にそうやってしていれば、口でさよならって言うのは物理的に無理だけど、でもそれって本来の意味合いがもう完全に崩れてるんですよね。
でも、そういうのが分かっていながらもするっていうのは、すごい切なさというか僕の希望みたいなのが夢の中に出てきてたので、「ああ、もう最高に嫌だ」(笑)と。この気持ち最悪だけど最高だなと思いながらストーリーにした曲です。
--そして「鎮痛剤」についてお伺いします。個人的にこの楽曲が特に素敵なんですが、先ほどの「ゴンドラの夢」とは違う種類のラブソングですよね。
ただ、そんな中にも救いみたいなのが自分にあって、それに対して書いた曲なんです。歌詞では「君」ってなってるんですけど聴いてもらえる人にはその人にとって音楽がその「君」になるかもしれないしそれぞれの鎮痛剤みたいなものがあるんじゃないかなと思って。…本当シンプルなラブソングです。
最初の「どういう感じにする?」っていう話し合いでも本当にバンドの演奏シーンメインで曲のよさが伝わるものにしましょうということだったので、すごくいいMusic Videoになりましたね。
曲を聴いて自分の人生に当てはまる部分やリンクさせる部分を見つけて、自分の中のストーリーを組み立ててっていう楽しみ方が出来るとも思います。
Photo:苦楽園 京
アーティスト
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