事実は小説より奇なり。アニメの設定
を超えた2つのプロの世界とは

2018年2月17日は、まさに「事実は小説より奇なり」が実現した日となりました。
「事実は小説より奇なり」とは、現実で起こる出来事は、架空のストーリー上で起こりうる事よりも不思議で面白いという意味です。
Twitter上で『現実がついにアニメを超える』というツイートが拡散。
添付された画像は、TVアニメ「ユーリ!!! on ICE」の勝生勇利の画像と、平昌オリンピック男子フィギュアスケートで金メダルを獲得した羽生結弦選手の画像。
アニメ上で勝生選手がフリーで獲得した点数が221.58。現実の羽生選手が獲得したのは223.20と、現実の方がフィクション作品を上回った結果となりました。
いやぁー…羽生選手、宇野選手、田中選手、本当に良かった!明日のフリーも、陰ながら応援してます!— 豊永利行【アメブロ用だがたまに呟く】 (@TossuiKUN) 2018年2月16日
TVアニメ「ユーリ!!! on ICE」で主人公・勝生勇利役を演じた豊永利行さんも、オリンピックの感想をツイートしています。
同日、将棋の世界でも新たな歴史が刻まれました。
羽海野チカ先生原作、TVアニメ化もされ現在放送中の「3月のライオン」。
将棋をテーマにした作品で現役棋士の先崎学さんが監修を務めている作品内の設定を、現役中学生プロ棋士が塗り替えました。
同作の主人公・桐山零は17歳で五段。
現実の中学生プロ棋士・藤井聡太五段は、同日開催された『第11回朝日杯将棋オープン戦』で優勝。
史上初、中学生として一般棋戦優勝する快挙と同時に最年少15歳6カ月で六段へ昇段する偉業を達成しました。
奇跡的に2018年2月17日という同じ日に達成された2つの偉業。
フィクション作品では『現実としてありえないような設定』が盛り込まれがちですが、まさに現実がフィクションの世界観を塗り替えた1日となりました。
TVアニメ「ユーリ!!! on ICE」公式サイト
TVアニメ「3月のライオン」公式サイト
(担当・栗栖アリス)

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