【ジュリアナの祟り インタビュー】
ジュリ祟が無料ワンマンで、
新曲「キミリウム」を披露!
L→R 翌桧 ダンク 冬雪(Pf)、江夏亜祐(Dr)、矢島銀太郎(Ba)、蕪木 蓮(Vo)、佐川 ネル 秋吉(Pf)
“バブリー”を愛言葉に、現代にバブルを甦らせたような派手なパフォーマンスで話題を集めるバンド、ジュリアナの祟りが1月18日に無料ライヴを開催! 当日は新曲「キミリウム」も披露する。ツアーファイナルのマイナビBLITZ赤坂に向けて、王手をかけることができるのか?
ジュリ祟のライヴは蕪木さんの歌の上手さも魅力で、同時にお笑いの要素やクラブでパラパラを踊るような一体感もあったりと、てんこ盛りの内容ですね。
蕪木
自分ではそんなに歌が上手いとは思ってないんですけど、歌は好きです。それに面白いことはまったく言えないので、歌くらい上手くないと(笑)。
江夏
本人はそう言うけど、天然で自然と笑いが起きるタイプです。そもそも僕らは米米CLUBさんのようなエンタメバンドがやりたくてスタートしているんですけど、蕪木まで自分から面白いことを始めたら収集がつかなくなります。
(笑)。メンバーは江夏さんが集めたんですよね。
江夏
もともとは僕と蕪木、矢島が当時はギターで、他にベースがいて、4人でバンドをやっていたんです。でも、あまり上手くいかなくて。最後に自分の本当にやりたいかたちでやろうと思って、パフォーマーのふたりを加えて作ったのがこのバンドです。
矢島さんは落ち武者のようなヘアースタイルが個性的ですね。それに前歯もないし…。
矢島
基本的に真面目なので最初は普通でしたけど、ジュリ祟になってからパフォーマーのふたりにイジられるようになって、気付けばこんなふうに。前歯のことは秘密です(笑)。
そうですか(笑)。パフォーマーのふたりはお笑いをやっていたそうですが、メンバー募集はどうやったのですか?
江夏
お笑い芸人の相方用掲示板で募集しました。ダンクは応募フォームから、いきなり“どうにかしてください”って送ってきて。
ダンク
僕はずっと相方を探していたけど、今の時代普通にお笑いをやってもな〜と、いろいろ試したいと思っていたところで募集を見つけて。何ができるか分からなかったけど、面白そうだったし、何とかしてくれそうだと思って(笑)。
ネル
僕は間違えて応募しました(笑)。ああいうのは何百と送るので、募集要項をほとんど読んでなくて。でも、動画を観せてもらったら面白かったし、確かにこういう形態は他にはないなと思って。そこに希望を感じたというか。
江夏
お互いに後がない状態だったので、ふたりとは同士みたいな感情が芽生えたのも正直なところですね。
“ジュリアナの祟り”というバンド名は、ビートたけしさんが名付け親だそうですけど。
江夏
うちは親が不動産業をやっていて、僕が生まれたのはバブル絶頂期で離乳食は極上の鯛だったり、幼少期はすごくバブルな生活をしていたらしくて。今は普通の家庭だし、良い想いをしたのは子供の頃だけなので、ほとんど覚えてないんですけど、そんなエピソードを2015年にBSフジ『たけしの等々力ベース』に出演した時に話したら、たけしさんが“これは、ジュリアナの祟りだ!”と言って付けてくれました。
そんなジュリ祟ですが、現在54週連続主催&ワンマンライヴツアー『風雲!バブル城ビヨンド』を開催中という。“風雲”とか“ビヨンド”とか、ビートたけしさんの番組や映画にちなんだネーミングで、しかも2018年4月12日のファイナルはオフィス北野が赤坂にあるから、マイナビBLITZ赤坂に決めたそうで。たけしさんは江夏さんにとってどういう存在ですか?
江夏
僕にとってたけしさんはスターでカリスマで、少しでも近づきたいと思っている存在です。そんなたけしさんに名付けてもらったので、赤坂を目指して頑張ることが、少しでも恩返しになると思いました。バンドが日本武道館を目指すのと同じで、今の僕らにとっての日本武道館が、たけしさんのお膝元=赤坂にあるマイナビBLITZ赤坂なんです。最終的な僕らの目標は日産スタジアムワンマンですけど、それに向けた第一歩として、まずはたけしさんに恩返しをしに行きます。
集客のためにいろいろやっているそうですが。
江夏
ひとりでも多くお客さんに来てもらうためにいろいろな企画ライヴをやっていますが、1月18日の新宿SCIENCEは偶然ですが、たけしさんの誕生日でもあるので、僕の生誕祭(1月9日生まれ)と一緒に、勝手にたけしさんの生誕もお祝いしてしまおうという企画ライヴです。しかも、この日は前売り無料、当日500円です!
それはバブリーですね!
江夏
得体の知れない僕らを観てもらうために、最初から3,000円は無茶だと思うし(笑)、無料なら友達も誘いやすいじゃないですか。まずは無料でお試ししてもらって、気に入ってくれたら次回も来ていただけると嬉しいです。
ネルさんが合いの手を誘導したり煽りを入れて、お客さんを盛り上げてくれますからね。
ネル
ほとんどノリとかフィーリングなんですけど(笑)。ライヴを重ねる中で、だいぶブラッシュアップされました。
蕪木
最初の頃は声がでかすぎるし、タイミングも悪くて、歌が掻き消されちゃう時もありましたけどね(笑)。
ダンクさんのフリップ芸も楽しめますよね。
ダンク
例えば「ヴィジュアル系講座」という“ヴィジュアル系あるある”をネタにしたものがあったり、音楽に詳しくない方でも楽しめるものになっています!
江夏
小さい子でも楽しめるライヴを心掛けていますし、実際にファミリーで来てくれる方もいます。10代20代の娘さんとお母さんという組み合わせで来てくれる方もいます。初めてでも楽しめるようにパフォーマーのふたりがしっかりナビゲートするので、安心して遊びに来てください!
1月18日は“キミリウム”というサブタイトルも付いていますが、当日は同名の新曲も発表するとのことで。
江夏
“キミリウム”は僕の造語で、“大好きな君と作り出す空間、キミへの大好きがあふれ出す場所”という意味です。ほのかに切なくて、だけども温かい。そんな少し不思議で素敵な気持ちになってもらえるような曲を作りましたので、僕らが大好きなキミ(お客さん)と、お客さんが大好きなキミ(ジュリアナの祟り)とで一緒に温かく素敵な空間(キミリウム)にできたらいいなと思っています。
取材:榑林史章
アーティスト
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