柴咲コウ「大きな経験、糧になりまし
た」 「直虎」を演じ切った現在の心
境語る

 「今、最も輝いている女性」に選出された柴咲コウ

 スイスの高級時計ブランド「ウブロ」の主催で「今、最も輝いている女性」を表彰する「HUBLOT LOVES WOMEN AWARD 2017」の授賞式が15日、東京都内で行われ、女優の柴咲コウが登場した。
 今年で2回目となる同アワード。受賞の盾を手に柴咲は「大変光栄に思います」と喜び、副賞として贈られたダイヤモンドの腕時計をさっそく身に着けて「すごい存在感ですね。キラキラしていてきれいです」と声を弾ませた。
 今年は、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の主役を務め上げ、歌手としての活動も15周年を迎えた柴咲。「今、一番自分を輝かせているもの」を問われると「やはり一年以上大河ドラマで撮影したというのは大きな経験、糧になりました」と女優業に触れた。「周りからも『大変だよ』と言われていましたが、スタッフの方がすごく元気で、出演者の方も裏表なく接してくださった。エネルギーの交換というのを感じながらできたので、元気を頂いたような作品でしたね」としみじみ振り返った。
 最近では、会社を立ち上げCEO(最高経営責任者)としても活躍している柴咲。多岐にわたり活動する秘訣(ひけつ)については「持って生まれた性格もあると思います。来年、芸能生活20周年になるのですが、たくさんの方と出会い、いろいろな学びを経験させていただく中で刺激を頂いて、自分のやるべきことを見付けてきたような気がします」とコメント。「新しいことは常に挑戦だし、自分の無知さと向き合わなければならない。でも一回その無知と出会うと、新たに知ることにつながる。大変なことはいっぱいありますが、経験を重ねていくのみだと思います」と真摯(しんし)に語った。
 そんな柴咲は「今年、やり残したこと」としてスポーツを挙げ、「山登りとかパラグライダーとか、フワ~と飛ぶようなスポーツをやりたかったのですが、今年は時間がなくてできなかったので、来年やれたらいいですね」と期待を込めて語っていた。

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