【ばってん少女隊】
最後にジャジャーン、ジャン!って
飛んで締めたい
写真左上より時計回り、星野蒼良、上田理子、西垣有彩、希山 愛、瀬田さくら、春乃きいな
KEYTALKの小野武正や、元SCAFULL KINGの4106xxxらが手掛けたシングルで話題を集める待望の1stアルバム『ますとばい』。名うてのミュージシャンが参加し、スカパンクを中心に多彩な音楽性が詰め込まれた作品に仕上がった。
この1年の成長も込められた1stアルバムですね。
春乃
またひとつステップアップした気持ちです。
西垣
最初の頃は持ち曲がたった3曲だったのが、もうこんなに増えたんだ!って実感しました。
星野
その分、1枚で長く楽しめますね。
上田
こういう曲もやるんだ!と新しい発見をしてもらえると思います。
希山
ばってん少女隊のいろんな面を見てもらえる作品です。
瀬田
楽しくなったり嬉しくなったり、いろんな気持ちになって楽しんでもらえたら嬉しいです。
タイトルの“ますとばい”にはどういう意味が?
上田
英語の“Must Buy”と、“帆”の“マスト”と博多弁の“ばい”をかけていて…。
西垣
あと、英語の“Must”と博多弁の“ばい”で、“マストだよ!”とか“必聴だよ!”という意味もあります。
それぞれで印象に残っている曲を教えてください。
星野
私は「ばってん少女。(ますとばいver.)」です。インディーズで出した曲のアルバムバージョンで、オケがバンドの生演奏になっていて、私たちも歌を録り直しています。前よりも数段パワーアップしたものになりました。
前のバージョンの自分たちの声は?
星野
自分のソロパートを聴くと、やっぱり今と比べても下手だったなって(笑)。だから、ぜひ聴き比べて成長を感じてほしいです。
演奏には誰が参加しているのですか?
上田
元ナンバーガールの田渕ひさ子さん(Gu)と中尾憲太郎さん(Ba)などすごく豪華なメンバーが! 残念ながらお目にかかれなかったですけど、私たちの地元でもある福岡の出身の方ということでいつか一緒にライヴをやってみたいです。
春乃さんは?
春乃
私は「乙女ノ手札」です。イントロは和風で歌詞は和歌をモチーフにしているのですが、曲が進むにつれてどんどんロックになっていくんです。最初に聴いた時は“何だこの曲は!?”って驚いたんですけど、メロディーが耳から離れないくらい特徴的で、すぐ好きになって何度も聴いちゃいました。ゆっくりめのテンポで和テイストの曲はなかったので、すごく新鮮ですね。新たな一面を見てもらえると思います。
希山
私は「STORM!」かな。アッパーのロックチューンで、ライヴですごく盛り上がるし、歌うとスカッとします。作詞を元GO!GO!7188のノマアキコさんが書いてくださっていて、聴く人の背中を押してくれるカッコ良い曲です。
上田
私は「びびび美少女」ですね。
元ふぇのたすのヤマモトショウさんの作詞作曲で、ちょっと独特な雰囲気のスカパンクですね。
上田
ライヴで何度かやっていて、毎回すごく盛り上がります。振り付けもちょっと面白くて、長州小力さんがパラパラダンスをやる時の腕を回す振り付けを取り入れているんです。曲調はかわいさもあるんだけど、振り付けが面白いという、そのギャップが良いなって思います。
博多美人ってよく言いますけど。
上田
私たちは言われたことないですけど(笑)。でも、“美人”より“美少女”って言われたいので。“博多美少女”を目指します!
西垣さんは?
西垣
私は「とーと。」という曲です。すごく陽気な曲調ですけど、歌詞は深くて。《うちらはいつまで一緒におれると?》とか少しネガティブな感じがありつつも、最終的には前を向いていこうという内容なんです。聴くと胸にじんわり広がるものがあるし、元気にもなれる曲です。
ニール&イライザの松田岳二さんの作詞作曲のロカビリーっぽい曲ですが、こういうのは初めてですよね。
瀬田
はい。リズムに慣れるまで少し時間がかかりました。
“とーと”というのは博多弁?
春乃
語尾に付けるんですけど、イントネーションで肯定にもなるし疑問系にもなる。“とーと”だけで使われることはないので、ちょっと英語っぽい感覚の言葉かもしれないですね。
では、瀬田さんは?
瀬田
私は「ますとばい!」が好きです。《いざ進め》とか、この6人で進んでいくんだ!という気持ちがすごく表れています。“フーッ”っていうかけ声や合いの手もたくさんあるので、ライヴではぜひみんなで一緒に歌ってほしいですね。
上田
普段は照れ臭くてなかなか言えないような、自分たちの意志を代弁してくれている感じの歌詞です。
春乃
この「ますとばい!」もそうだし、「STORM!」もそうだし、アルバムの曲は全部私たちの等身大で、そういう曲や歌詞を書いてくださったみなさんには、すごく感謝してます。
あと、「夢のスコール」はイントロと最初のコーラスが福岡出身のバンドのザ・ルースターズっぽくて。
上田
あぁ、そうなんですね。勉強になります。《雷鳴》とか《コンクリート》とか出てくる言葉がちょっと重めなんですけど、それをどうやってさわやかにするかを考えて歌いました。
希山
私は落ちサビをひとりで歌っているんですけど、最近は歌うたびに歌詞の情景が目の前に見えるようになってきました。
みなさんのたくさんの夢がスコールのように降り注いでいる曲だと思います。最後に今の夢は?
春乃
バンドさんの生演奏でライヴをやってみたいです。
星野
最後にジャジャーン、ジャン!って、みんなで飛んで曲を締めるのが憧れなんです(笑)。
上田
お客さんも一緒に跳んでひとつになりたいですね。
瀬田
あと、夏の野外イベントをやってみたいです。
希山
私立恵比寿中学さんの「ファミえん」みたいな。
西垣
“ばっしょー”(ばってん少女隊の略称)と“SHOW”をかけて、“ばっSHOW”っていうタイトルがいいと思います!
取材:榑林史章
アーティスト
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