ピコ太郎がアニメに!台本なしの即興
おとぎ話「ピコ太郎のララバイラーラ
バイ」今夏放送開始

(c)ピコ太郎/ピコ太郎のララバイラーラバイ製作委員会 「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」の世界的大ヒットで知られるシンガーソングライターのピコ太郎が主演するテレビアニメ「ピコ太郎のララバイラーラバイ」が、今夏から放送を開始することがわかった。dTVほかでの配信や世界展開も予定されている。
 同作では、ピコ太郎をプロデュースする古坂大魔王が企画、原案、音楽を一手に担い、「森の安藤」「ダッピィズ」の谷口崇が監督を務める。アニメーション制作は「秘密結社 鷹の爪」のDLEが担当する。「マッチ売りの少女」や「赤ずきん」など、世界中で愛されるおとぎ話の主人公のもとにピコ太郎が訪れるという作品テーマだが、台本は用意されず、ピコ太郎は谷口監督が提示した1枚のイラストからインスピレーションを得て、即興で3分間のストーリーを作りあげていくという。なお、作中に登場する登場人物も、すべてピコ太郎が1人で演じる。
 放送開始に向け、古坂大魔王は「ピコ太郎をアニメにしたい……これはピコ太郎プロデュースの結構初期から思っていたことでした。でも、通常のアニメではピコ太郎らしくない……さらに、長くてもそう。そんな折に谷口さんとのコラボの話をいただき、昔話の世界にピコ太郎を迷い込ませようと思いつきました。革命だ! とか、凄いものを! とかは全く思っておらず、クダラナイモノにできた気がします」と手応えを語る。今作が声優初挑戦となるピコ太郎は「声優は、スーパーの方は行ったことがあるのですが、初めての体験で、あまりの緊張から胸毛が二本生えましたぴ」とコメントしており、台本なしでの収録については「古坂さんが、突然いろんなことを言い出してくれるので、それに乗ってやらせてもらってるんですピコ」と舞台裏を明かした。
 また、谷口監督による描きおろしビジュアルも公開された。野原で眠りにつくピコ太郎の鼻ちょうちんの中に、おとぎ話の主人公たちが映し出されるという、作品テーマを象徴した一枚となっている。そのほか、このたびの発表にともないオープンした公式サイトと公式Twitterアカウントでは今後、同作の制作レポートを公開予定。

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