【ASIAN2、DUFF、ラムジ】『勝手にc
utting祭りvol.3』2009年12月19日 a
t 渋谷CYCLONE

取材:道明利友

レーベル“cutting edge”所属アーティスト3組が集結したイベントのトップバッターを務めたのは、今回が初登場のラムジ。山下祐樹(Vo)と井上慎二郎(Gu)のアコースティック編成で心地良いリズムを奏でつつ、彼らが作詞を手がけた東方神起の「どうして君を好きになってしまったんだろう」を披露! 珠玉なメロディーに絡み合う、山下の声が歌詞の世界観をより引き立て、ラストの「ラブレター」では切なくも温かな歌声に、彼らとは初体面のファンも温かな拍手を贈っていた。

 アコースティック編成のラムジから一転、ASIAN2の出番となるとフロアがハンズアップの嵐! 「ライオンとビーナス」など、きらびやかなミラーボールの光に包まれながらファンキーなサウンドを連発する。さらに、「Marchen」は今の世界に向けたシリアスな心情と希望をエモーショナルに歌い上げ、「Mariage blue」ではTATSU(MC)もギターを手にしてさらに厚いアンサンブルで魅了。多彩な音楽性の中に確かなメッセージも感じさせる、貫禄たっぷりなパフォーマンスだった。

 トリを務めたDUFFは、キャリア的には先輩格のASIAN2から受けたバトンにプレッシャーがあったかもしれないが、それを勢いに変えてステージを躍動! ほら貝や鼓などの純和風な音色とエレクトロを融合させた「SAMURAI GROOVE」、ラウドなギターリフ炸裂の「DAY DREAM」と攻め立てる。かと思えば、「さくら」ではグルーブなバンドサウンドにストリングス、ピアノを融合させて、ダンサブルな感覚と叙情性を同時に演出しているのが印象的。新感覚のミクスチャーサウンドで、年末の忘年会的ライヴのシメを見事に完遂するのだった。



セットリスト

  1. set list

アーティスト