【新山詩織】『【DEBUT EVENT】ドキ
ュメンタリーフィルム上映+LIVE』2
013年4月18日 at 渋谷WWW

撮影:平野タカシ(MOMENT),達川範一/取材:清水素子

 映像の中ではにかんでいた少女が、ギターを抱えてステージに現れたとたん、意志の光を瞳に灯した紛れもないロックシンガーに豹変した。Being主催の『Treasure Hunt2012』でグランプリを獲得した現役女子高生のデビューイベント。オーディションからの日々を綴ったドキュメンタリー映像に続くライヴでは、その芯の通ったピュアな歌声で瞬く間に会場の心を鷲掴み。17歳という思春期の葛藤を、そして進むべき道への想いを歌い切る堂々たる姿に、音楽に対する決意と瑞々しい感性がありありとうかがえる。THE GROOVERSの「現在地」カバーでは、サプライズ登場したオリジナルアーティスト藤井一彦氏に真っ向からギターバトルを仕掛けるシーンも。最後はデビューシングル「ゆれるユレル」を絶唱して、胸の内を吐き出さざるを得ないシンガーソングライターとしての天賦を見事に証明した。



セットリスト

  1. だからさ
  2. Don’t Cry
  3. Looking to the sky
  4. 現在地
  5. ゆれるユレル

新山詩織

1996年2月10日生まれ、埼玉県出身の女性シンガー・ソングライター。小学生の頃から父の影響で70~80年代のブルース、パンク、ロックを中心とした洋/邦楽を聴いて育つ。中学では軽音楽部に所属し、ガールズ・バンドを結成。中学卒業直前に、初めてのオリジナル曲「だからさ」を衝動的に完成させる。高校に入ると、ギターと歌のレッスンをスタート。さらに、新宿、大宮、池袋、渋谷などでストリート・ライヴを開始。高校2年の春、『Treasure Hunt 2012』に応募し、最終審査でグランプリを獲得する。メジャーデビューに向けて、創作活動、ストリート・ライヴのほか、念願だったバンド・セッションも行なうようになり、ライヴハウスでの活動もスタートさせる。2012年12月、“現役女子高生シンガー・ソングライター”としてアーティスト・デビューし、0thシングル「だからさ~acoustic version~」をメール・マガジン会員登録者にプレゼントした。2013年4月、シングル「ゆれるユレル」でメジャーデビュー。憂いのある独特の湿ったヴォーカル、ロックなサウンドを生かした楽曲がたちまち注目を浴びる。その後、コンスタントなシングルのリリースに加え、ラジオやライヴ・イベントへの出演、さらに大型フェス『JOIN ALIVE』や『ROCK IN JAPAN FES』への出演を重ね、着実にステップアップ。2014年3月、1stアルバム『しおり』を発表した。

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