【Galileo Galilei】自分のリアルは
自分で決めたいし、
自分らしさも自分で見つけたい
L→R 岩井郁人(Gu)、尾崎雄貴(Vo&Gu)、尾崎和樹(Dr)、佐孝仁司(Ba)
現在au『LISMO!』のCM曲として「ハマナスの花」がオンエアされ、話題沸騰中のGalileo Galileiがついにメジャーデビューを果たす。彼らの音楽に対するスタンスや「ハマナスの花」に込めた思いを訊いた。また、Galileo Galileiへ音楽関係者からのお祝いのコメント&クロスレビューも併せてお届け!
文:高木智史
音楽の甲子園『閃光ライオット』で初代グランプリに輝いたGalileo Galileiがミニアルバム『ハマナスの花』でメジャーデビューを果たす。年間平均気温7℃の日本のてっぺん、稚内で育った彼ら。そんな彼らが音楽を始めたきっかけは必然だったのかもしれない。作詞作曲を担当する尾崎雄貴(Vo&Gu)は「運動も勉強もダメ。遊ぶ友達も少ない。寂しかったので音楽を始めました」と言ったものの、それゆえにギターに没頭し、バンドメンバーとは部屋に集まってゲームをするような感覚で夢中で音楽を楽しんだのだろう。
そして、リリースされるミニアルバム『ハマナスの花』。同タイトルのこの表題曲が生まれたきっかけを尾崎はこう語った。
現代の諦めと無関心の風潮に苛立ちを感じてて…なんだかそれが若い世代のリアルだって思われてるのも嫌だったんです。そんな文句を言ってばっかりの自分は、何もできずにひとりでイライラしてました。そこから何か変えようと、一歩踏み出そうと思って曲を作ってみたんです。自分のリアルは自分で決めたいし、自分らしさも自分で見つけたい。何が良くて何が悪いのかも俺が決める! そんな思いがしっかり根を張って、のろのろと流れる時代の中で花になって咲いてたら綺麗だなーと思って。
“嘆くだけの 止まった時間を 抜け出そう”という強い思いがこもった「ハマナスの花」。確かに10代の時の僕自身もそうだったなって思う。学校に行くのが面倒に感じられたり、大人に対して不満があったりとか。でも、そんな愚痴ばかり言ってる自分も好きではなく…。尾崎が書いたこの思いは10代に感じるリアルな気持ちで、誰もが思ったり、感じていた気持ちなのだろう。また楽曲も、やりたいことを全て閉じ込めたような挑戦的なリズムとアレンジであり、音楽に対する情熱がありありと表現されていて、それもリアルだ。
聴きやすさをあまり考えず、バンドマンが聴いても“おっ”と引っかかるような演奏をしたいと考えてました。他の曲に関しても決して演奏が上手いバンドではありませんが、面白いことをしてやろうという気持ちは強いと思います。“あー、またこういうバンドね”とは絶対に思われないようにしたいですね。
貪欲な音楽への探究心とリアルな感情を込めてGalileo Galileiは、この先どのようなアーティストへとなっていくのだろうか?
音楽隊のような曲によって世界観、使う楽器がころころ変わるようなバンドになりたいです。そんで、僕たちの好きな音楽の生まれたイギリスやフィンランド、デンマーク、ドイツ等でライヴをやってみたいです。
最後に尾崎にとって“音楽とは?”と訊いてみた。
どこまでも連れて行ってくれる飛行船。
その飛行船に僕たちもどこまででも連れて行ってほしい。
Congratulations &
Cross Review for Galileo Galilei
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少しトガりながらもピュアさを持ち合わせたリアルな10代の言葉に聴く者を一発で魅了するエモーショナルなメロディー。そして小粋なアレンジも。すごい! 完璧すぎる!! キラキラした稚内の才能のせいで胸が痛い。
WAVE大宮 古田。
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最北端の地で芽生えた圧倒的な才能! 10代ならではの衝動から生まれた魂の音楽は急速に進化し続け、いよいよその青い光が全国へと降り注ぐ! その瞬間を楽しみにしてました。メジャーデビューおめでとう!!
タハラ本厚木店 町田。
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初めてライヴを見た時、初々しくて…とても芯があるバンドだなぁと思いました。すごく正直にバンドをやってることが人に伝わるのってやっぱり大事!! 期待の4人です。メジャーデビューおめでとうございます!
TOWER RECORDS 貞廣菜穂。
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2010年大ブレイク必至の話題作。某CMでかかりまくってるタイトル曲を含め、6曲全てが素晴らしい!! 楽曲のクオリティーも演奏の技術もインディーの頃より飛躍的に伸びています。どんなにビッグになっても北海道から応援し続けます!!
HMV札幌ステラプレイス 相馬。
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デビューおめでとう。テレビCMを見た時はうれしくて心が震えました。もっともっと大きな舞台でたくさんの人の人生を変えてしまうような歌を作っていってください。僕はずっと自慢していたいと思っています。
OSAKA RUIDO 店長 小澤 宏一。
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祝! メジャーデビューおめでとうございます。初対面時は“大人しい”という印象でしたがライヴは“青い炎”的なロックをするいいバンドだなと思いました。素直さが残った純粋培養で日本のロックシーンを掻き回してください。
LIVEHOUSE FEVER 西村 等。
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メジャーデビューおめでとうございます! 初めて見た時、Drの和樹君が学ランでライヴをしてたので、かなりインパクトがありました(笑)。当時まだ中三だったんですもんね。当時からメロディーセンスと楽曲が飛び抜けて良かったのを覚えています。今持ってるピュアな部分はどんなに売れても、染まらないでほしいです。そして、辛くなったら地元で応援してる人たちの顔を思い出してください。これから出て来る北海道の若いバンドマンたちは、君たちの背中を見て追っかけて行きますよ!
COLONY 金田英巨。
アーティスト
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