【rhythmic】自分たちもこの曲を聴い
て励まされる

L→R 山下詩織(Dancer)、小林愛美(Dancer)、高田由香(Vo)、小谷麻梨香(Dancer)、大門弥生(Dancer)

本格派ヴォーカルダンスユニットrhythmicが届ける温かなミディアムバラードは、不安や迷いの中でも光を見ることを忘れない、凛とした気高さを感じさせる。
取材:ジャガー

「光のレール」は、包み込んでくれる優しい楽曲ですね。

高田

“頑張ってほしい”と強く言うんじゃなくて、優しく背中を押せるように歌いたかったので、優しさと力強さの加減をいろいろ考えました。人それぞれ苦しみも悲しみも違うので、決めつけた言い方は避けたくて。

小谷

初めて聴いた時はシンプルな分、解釈が難しかったですね。みんなでどう表現すればいいのか結構話し合って。自分たちもこの曲を聴いて励まされてるので、これから聴いてくれる人たちの背中を押してあげられたらいいなと思ってます。

大門

恋愛とか身近なことだと自分の経験を思い出したりして気持ちを込めやすいんですけど、今回は“いろいろ辛いこともあるけど、信じられることや人がいたりしたら乗り越えられる”っていうような、深い内容の歌詞だったので難しかったです。

未来へ続いていくサビの広がりが感動的で。

小林

私も《流れ落ちる涙がほら 明日の世界を照らすよ》って歌詞が好きで。踊りながらいつも想像するんですけど、“いろいろあって涙が出る時も明日のために頑張ろう”って思えるんです。

高田

歌い始めの《道なき道の果てに 見えない光求めて》とサビとの連動感…実は最近、どうしたらいいか分からなくなってしまったことがあって。マネージャーさんに相談しようと泣きながら電話をかけた時にちょうどメロディーコールで「光のレール」のサビが聴こえてきて。自分の曲で恐縮なんですけど、“私は無理だ”って落ち込んでた時に力がふっと抜けて。この涙が乾いて、今の苦しみを乗り越えられたらもっと良いことがあるかもしれないって思えたんですね。その時にどうすればいいか分からない迷いを表した冒頭の一文とサビの温もりある言葉との連動感を感じることができて、改めて「光のレール」の楽曲の良さに気付きました。

曲から滲み出る雰囲気が凛としていて、弱気な心を引っ張ってくれているように思います。

小谷

感情的になりすぎず、心に訴えかける由香(高田)の声がまさしくそうで。イメージも“女の子”ではなく“女性”だったので、今回の振りや衣装は大人を意識してセクシーさも取り入れてます。

小林

ヒールで、しかもタイトな衣装を着てのダンスだったので、体重の置き方や綺麗に見える動きをすごく練習しました。

山下

振りで《溢れる光を 今 レールに変えて》って歌詞に合わせて人差し指を空高く上げる部分があるんですけど、みんなで最後はひとつになって光のレールを目指していこうっていう一体感がやってて気持ち良くて好きですね。

ぜひ、ライヴで会場にいる全員でやりたいですね。そして、2曲目「My love」は歌詞と曲の対比が面白い構成でした。

高田

これまでrhythmicは切ないラブソングが多かったから、こういうハッピーな歌は珍しいですね。あんまりハッピーな恋の経験がなかったので(笑)、どうしようかなと思ったんですけど、曲調が落ち着いていて、ちょっと切なさを感じるものだったので気に入ってます。心の奥から出てくるしみじみとした幸せを歌いました。

小谷

ダンスは、音の取り方が細かくて振りが早いところに注目してほしいですね。

大門

《イヤだよ まだ帰りたくないよ…》にすごく共感できたんで、自分でもちょっと歌を練習してみようかなと思って録音してみたんですよ。でも、由香が歌ってたみたいにならなかった…やっぱ由香の歌い方は素敵だな、良いなって思えた曲です(笑)。

rhythmic

リズミック:テレビ東京系オーディション番組『ウェルカムTV』から誕生したヴォーカルダンスグループ。セクシーかつダイナミックなダンスと透き通った優しい歌声という洗練されたパフォーマンスが魅力。

アーティスト