【1 FINGER】ケツメイシプロデュース
による8人組“1 FINGER”デビュー!
L→R IMANISHI(MC)、大志(MC&Vo)、イリナ(MC&Vo)、neco.(MC&Vo)、TOSHI(MC&Vo)、J-CROWN(MC&Vo)、TaKu(Vo)、Cha-ka(MC)
『三代目ケツメイシオーディション』(2013年)をきっかけに結成された男性6人、女性2人によるアーティスト集団“1 FINGER”が1stミニアルバム『ONE DREAM』をリリース。グループの特徴、本作の制作過程についてメンバー全員にインタビュー!
取材:森 朋之
1 FINGERは『三代目ケツメイシオーディション』をきっかけに結成されたわけですが、この8人でグループを結成することになった時はどう思いました?
Cha-Ka
最初は“どうするんだろう?”と思いましたね。
IMANISHI
グループってどんな感じかなと思って、とりあえず初期のモーニング娘。の動画を観たり(笑)。まず、レコーディングから始まったんですよ。
ケツメイシとのファミリー名義“KTMusic”によるミニアルバム『KTMusic』の制作ですね。
IMANISHI
はい。ケツメイシさんから送られてきたデモをベースにして…
TOSHI
サビをケツメイシのRYOJIさんに作っていただいて、それに対してメンバー各々がラップやメロディーを考えてきて。採用されることもあるし、されないこともあるんですけど、それも自分を試す場になってたんですよね。
neco.
僕はオーディションを受ける前は美容師をやっていて、ライヴもレコーディングも初めてだったんです。もちろん曲作りも初めてだったし、ひとりで闇雲に歌詞を書いて…大変すぎて、記憶がないです。
Cha-ka
曲が出来上がって“なるほど!”って思いましたね。バラバラに書いてきた歌詞がひとつにつながっていて。
J-CROWN
曲を作ることで“このメンバーはこういう声をしてるんだな”ということを知れたのも良かったです。
TaKu
8人での制作の仕方だったり、それぞれのフロウの感じも分かったしね。
イリナ
私は作品が完成したことが単純に嬉しかったですね。今回のミニアルバム(『ONE DREAM』)の制作では、さらに個々のポジションを追求できたし。
ライヴの経験も大きいのでは?
イリナ
正直、最初は“不安、不安、不安”でしたけどね(笑)。
TOSHI
ダンサーがいなくて、ヴォーカル、ラッパーの8人組ですからね。8人が横並びになって、どんなステージになるのかがまったく想像できなくて…。リハーサルとライヴを重ねて、ハモリだったり、誰をどう生かすかが少しずつ見えてきた感じですね。
IMANISHI
『a-nation』に1週間連続で出させてもらったことも大きかったですね。僕らは同じようにやってるつもりなんだけど、盛り上がる日とそうじゃない日があって、その中でいろいろ考えながら試していけたので。
では、1stミニアルバム『ONE DREAM』についてうかがいたいと思います。今回の制作はどんなスタイルで進められたのですか?
大志
曲作りからレコーディングまで、自分たち主導でやらせてもらったんですよ。
IMANISHI
トラックを100曲分くらい送ってもらって、その中から好きなものを選んで、ひとりひとりがデモを作ってっていう。
Cha-ka
いいサビを書いてきた人が、その曲を主導する感じですね。
まずはグループの中で競争があると。
IMANISHI
もちろん、曲を作ってる時はメンバーに相談してましたけどね。“このフレーズでいいと思う?”とか“こうしたいんだけど、アイデアくれる?”とか。
収録曲についても聞かせてください。まずはソウルフルでアーバンな雰囲気の「Shooting Star」のイニシアティブを握っていたのは?
大志
あ、僕です。テーマは…以前、IMANISHIさんとクラブに行った時に女の子をナンパしようと思ったんですけど、ことごとく無視されて(笑)。せめて音楽の中だけではモテたいっていう妄想で作った曲ですね。
IMANISHI
女性陣の存在が大きいんですよ、この曲。
大志
そう。“あっち行け!”みたいなリリックが返ってくるのかと思ったら、“女性にも誘われたい日がある”という内容で。ラップもハンパなくカッコ良かったから即決!という感じでした。
「AFIRIO」はレゲエ、ラテンなどが融合したサウンドが印象的でした。
J-CROWN
これは僕が担当しました。テーマは“音楽の楽園”。ヤシの実がスピーカーになってたり、レコードの花が咲いたりする島なんですけど、それをイメージしながらみんなに歌詞を書いてもらいました。
男性陣のヴォーカルを軸にしたバラード「Surely」は?
TOSHI
これは僕ですね。誰もが経験したことがあると思うんですけど、大切な人…家族、友達、恋人とかに対して素直になれずに、強がってしまう感情を歌っています。不特定多数の方に共感してもらえるように、あえてひとつのことにフォーカスしないで歌詞を書きました。この曲はIMANISHI以外の男性ヴォーカルで歌っています。最初は今回の作品は“全曲、8人で歌っている曲を収録しようか”という話にもなっていたんですけど、全体の流れを考えた時にこのような曲調の楽曲が必要となり、収録されました。
「はじまりの日」はウェディングにぴったりの楽曲ですね。
イリナ
私が親友の結婚式のために書いていたリリックがもとになっているんです。このオケを聴いた時に“すごくハマるな”って思って。メンバーそれぞれの恋愛観、結婚観も出てますね。
アコースティックテイストの「大切な日々」は切実なメッセージ性が込められた曲ですね。
Cha-ka
私は以前、報道記者をやっていて、事件・事故の担当だったんです。毎日毎日亡くなる方がいて、家族の悲しみを目の当たりにしているうちに“生きているってすごいことだな”と思うようになって。この曲では“今、周りにいる人たちを大切にしてほしい”という気持ちを込めています。
2月11日(木・祝)には代官山UNITでのミニアルバムのリリース記念ライヴが控えていますが、2016年はどんな年にしたいですか?
TOSHI
いろいろな場所でステージを経験できたし、『ONE DREAM』の制作もあって、2015年は“種蒔き”の年だったと思うんです。今年はその種をしっかり育てて、もっとたくさんの方々に1 FINGERの音楽を知ってもらいたいと思います。
アーティスト
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