LiSA、初のアリーナライブで太陽と月
の姉妹の物語を表現「最高の物語の続
きをここからも一緒に作るよ!」

LiSA初のアリーナライブ公演より、「the Moon」の模様がWOWOWにて放送 photo by hajime kamiiisaka

2010年にTVアニメに登場するバンドのボーカル役の歌い手に抜擢され、2011年にソロデビューしたLiSA。高い歌唱力と豊かな表現力で幅広い層から支持され、2014年に初の日本武道館ワンマンライブを、2015年には日本武道館2DAYSを成功させた。そんな彼女が2016年11月26日・27日の2日間にわたって横浜アリーナでライブを行った。初のアリーナライブとなるこの公演は「LiVE is Smile Always〜NEVER ENDiNG GLORY〜」というタイトルが付けられ、初日と2日目のセットリストを大幅に替えて、それぞれ違ったステージが楽しめる内容となった。
開演時間になると、ステージの大型ビジョンにオープニング映像が映し出された。ライブはこのファンタジックな冒険物語「NEVER ENDiNG GLORY」に沿って進行する。主人公は楽天家で天真爛漫な妹Sunと心配性で内向的な姉Moonの双子の姉妹。2日目となる11月27日の公演は姉Moonのお話だ。Sunと大げんかをして家を飛び出したMoonは人間の言葉を喋るピンクのカエル・モモコに出会い、“絶望の暗闇に包まれようとしている世界を救う”という大きな使命を与えられる。オープニング映像に続いて、「crossing field」のイントロが鳴り響き、ステージにLiSAが登場。Moonの性格を映し出したような世界観を持つこの曲は、この日のオープニングナンバーにピッタリな1曲だった。「最高に楽しんでいきましょう!ピース!」とオーディエンスに声を掛け、「ROCK-mode」を繰り出すと、会場はさらに熱くなる。「君のさみしさもワガママも大変さも、全部全部今日はこの『the Moon』に置いてっていいよ! 君の曲、たくさん歌うからね」という言葉通り、この日は「アコガレ望遠鏡」をはじめ、自分自身と向き合いながらも勇気を出して前に進んでいく強い想いを歌に乗せて、満員のオーディエンスに届けてくれた。

エレキギターをかき鳴らした「ヒトリワラッテ」、ビデオカメラで客席のファンを撮影しながら歌った「No More Time Machine」、そしてピンクの自転車に乗って宙を舞った「WiLD CANDY」など、1曲ごとに考えられた演出で楽しませてくれる。中盤では、会場の右半分と左半分をSunとMoonのチームに分けてコール&レスポンス合戦を行うなど、観るだけでなく観客も参加し、一体感を味わうこともできた。Moonもケンカ別れしたSunと再会し、仲直り。ライブも物語もいよいよ終盤へ。

「She」でステージに現れた巨大な怪物“ディスペア”に戦いを挑み、「Rising Hope」でMoonとSunと一緒に倒し、オーディエンスとともに「Hi FiVE!」で勝利を祝うと、「君は今、君だけの物語の途中です。その物語を最高にするのは君自身です。OK? 最高の物語の続きをここからも一緒に作るよ!付いてきてよ!」と呼びかけ、アンセムとも言える「終わらない冒険」で本編を締めくくった。彼女にとって大きな夢の一つだったアリーナ公演。違うメニューで臨んだ2DAYSは大成功を収め、LiSAとファンに次へと進むための大きなターニングポイントとなった。

この公演「the Moon」の模様は、1月15日(日)夜8時からWOWOWで放送される。一つの到達点であり、次のステップへの第一歩となったストーリー体験型ライブを今度はお茶の間でも楽しんでみよう。。

photo by hajime kamiiisaka

■■■WOWOW番組情報■■■

LiSA LiVE is Smile Always~NEVER ENDiNG GLORY~ 「the Moon」
1月15日(日) 夜8:00 [WOWOWライブ]
収録日:2016年11月27日
収録場所:神奈川 横浜アリーナ

番組の詳細、テレビ会員限定プレゼントなどは番組特設サイトまで http://www.wowow.co.jp/music/lisa/

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