気が利いているヘッドフォン:毎日「
名創優品(MINISO/メイソウ)」生活
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マイクもついてて便利なヘッドフォン

 中国の日本風雑貨「名創優品(メイソウ)」の商品は普段パクリだのなんだの言われますが、実際には優れた商品もあるのでは、と紹介するこの「1ヶ月限定毎日連載」もそろそろ中盤戦まで来ました。メイソウ、中国はじめ世界では約1,000店舗!? 日本でも東京に池袋、高田馬場など数店舗あるので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

 さて。同店が隠れて得意にしている分野が、ヘッドフォン・イヤホンの類。なにげにお店でもデザインが豊富にあったりします。

 今回ご紹介する商品は、なんか昔のSF的な、銀色のフォルムにに、アンテナ風なサイズ調整部がついた「ヘッドフォン マイク付」600円+税。お、さすが中国、いきなりハンズフリーのマイクがついてくる。スマホのイヤホンマイク端子に刺して通話ができるような前提に開発されているんでしょうね。これ、案外やさしいポイントがいくつかありました。
 

(1)ボリューム調整が効く…ハンズフリーマイク部に無段階のボリューム調整があるのですが、これがいきなり大音量設定になっておらず、真ん中へんに。最初は音が小さい設定なのかと思いましたが、自分で調整して最大になるようになっていました。出荷担当者の、耳への気遣いが感じられます。

(2)ミニプラグ部にカバーがついている…端子が傷まないように、という気遣いなんでしょうけど、端子部にプラスチックカバーつけてるヘッドフォンは中国ではなかなか見ません。ちょっと驚きました。

(3)高音は弱めだけど、あたたかめな音がする…正直高音はこもってますが、低音が非常によく出るため、よくいえばあたたかい感じに聞こえますし、MP3程度の音であれば、ノイズが前面に出てこないのでこのほうが臨場感を持って聞けるかと。

 ケーブルも結構長めにとられていて、なんと2mもあるじゃないか…身長より高いって長過ぎるんじゃないかとも思いますが、家でテレビやオーディオ機器に接続してつかったりするのなら別に不便さはなさそうですし、とり回しもききそうです。むしろ海外の高身長男子には丁度いいのかも。

 音にうるさい人には当然まともなオーディオメーカーのものを勧めますが、どうでもいい音源を聞くのにはこれでも十分。日本の100円ショップあたりのしょぼい商品よりはかなりマシでした。年配の方や学生さんとかでコダワリさえなければこれはありかと。

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(文・編集部I)※毎日連載です。明日もお楽しみに。

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