映画と同小説原作の漫画「花宵道中」1巻・表紙 (C) 斉木 久美子・宮木 あや子/ 小学館

映画と同小説原作の漫画「花宵道中」1巻・表紙 (C) 斉木 久美子・宮木 あや子/ 小学館

安達祐実の大胆濡れ場で話題の映画「
花宵道中」。いまだけ無料

2014年に公開され注目を集めた、映画「花宵道中」。江戸時代末期の<吉原遊郭(よしわらゆうかく)>を舞台に、主演・安達祐実が<遊女>役を体当たりで演じたラブストーリーだ。
江戸時代を舞台にした物語だが、そこで描かれているのは、<性風俗で働く若い女性の生き様>である。それは、働く単身女性のうち3人に1人が貧困世帯だといわれ、売春や性風俗というセックスワークで稼ぐしかない若い女性も少なくないという、現代にも通じるモチーフである。決して、ただのファンタジーではない映画「花宵道中」の見所を探る。

芸能生活30年を超える安達祐実が魅せる
妖艶さ!

0歳児のときにモデルデビューし、子役として活躍していた安達祐実は、すでに芸能生活が30年を超える若き大ベテラン女優だ。そんな安達祐実が一躍脚光を浴びたのは、1994年に放送され、“同情するなら金をくれ!”という流行語を生んだドラマ『家なき子』(企画:野島伸司)。そして、劇場版『家なき子』以来、20年ぶりに映画主演を果たしたのが、本作「花宵道中」なのである。
「花宵道中」で安達祐実が演じるのは、運命に翻弄されながらも一途な恋を貫こうとする遊女・朝霧(あさぎり)。妖艶でありながら、ときに生娘のような笑顔を見せる遊女・朝霧を、安達祐実は巧みな演技で見事に演じる。濡れ場のシーンでは30代の大人の女優として、体当たりの演技でその魅力を披露している。

「(役の上で脱ぐことについては)そこに躊躇はまったくありませんでした」
と、インタビューで語っている安達祐実。かつて、貧困家庭で育ち児童虐待を受ける少女(家なき子)を演じた彼女が、その20年後に、<遊女>の役を演じるというのも、どこか運命めいたものを感じさせられて面白い。

「節目の意味も込めて選んだ作品でもあります。これまで色々なことがあって、だからこそやれたような気がします」
映画に刻まれたその鮮やかな演技を支えているものは、安達祐実が生きてきた30数年の実人生におけるさまざまな想いの蓄積だろう。そして彼女の人生が続いていくにつれて、その女優としての魅力もますます広がっていくのだろう。

注目の若手女優・小篠恵奈!

映画「花宵道中」の出演者は、主演・安達祐実のほか、淵上泰史、小篠恵奈、三津谷葉子、多岐川華子、高岡早紀、友近、津田寛治など。魅力的なキャストが若手から中堅まで並んでいるが、中でも注目したいのが、主人公・朝霧の妹分の遊女・八津を演じた小篠恵奈(こしの・えな)だ!
1993年生まれの若手女優・小篠恵奈は、2012年にドラマ『クレオパトラな女たち』で、連ドラ初レギュラー出演を果たした。同年劇場公開された映画『ふがいない僕は空を見た』で見せた鮮烈な存在感は、すでに同世代の若手女優のなかでも頭ひとつ飛び抜けたものとなっている。
ほかにも、映画『ももいろそらを』や『物置のピアノ』、『3泊4日、5時の鐘』や、大ヒットを記録した『ストロボ・エッジ』など、着実に実力派女優の道を突き進んでいる小篠恵奈。その力強い存在感は、必ずや近い将来に大ブレイクするだろうと予感させる魅力にあふれていて、要チェックだ!

原作小説は、宮木あや子の官能ロマンス
『花宵道中』!

映画の原作となっているのが、2006年に<第5回 女による女のためのR-18文学賞>で、大賞&読者賞をダブル受賞した、宮木あや子の『花宵道中』。 切なく甘美な<遊女>たちの生き様を赤裸々に描いたこの時代劇官能ロマンス小説は多くの女性読者から支持され、12万部のベストセラーとなった。
物語に描かれている<遊女>とは、<娼婦>の古い呼び名で、<遊郭>などで男性に性的サービスを行う女性のこと。当時、多くの<遊女>は年季奉公というかたちで働かされていたが、遊女のなかにも序列があって、<吉原遊郭>の中で最も位の高い<遊女>のことを、<花魁(おいらん)>と呼んだ。
そして、そんな<花魁>が、郭内の茶屋へ馴染みの客を迎えに行ったり、特定の日に美しく着飾って遊郭のなかを練り歩くことを、<花魁道中>と言い、その姿が、映画「花宵道中」のなかでも大きな役割を果たしている。

映画「花宵道中」あらすじ

江戸時代末期の新吉原。幼い頃、母親から虐待を受けて育った過去を持つ朝霧は、その母親が亡くなると、遊郭にある<山田屋>に引き取られ、遊女となった。囚われの身となった朝霧は、地道に働き、やがて人気女郎へと成長していく……。やがて月日が経ち、間もなく年季明けを迎えようとしていた朝霧は、ある日、縁日で染物職人の青年・半次郎と出会い、生まれて初めての恋におちるのだが……!?
ひとりの遊女がたどる、切なくて過酷な運命を官能的に描いたラブストーリー。 music.jpならクーポン利用で今なら無料である。 この機会にぜひ堪能してみてはいかがだろうか。
(C)2014東映ビデオ

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・アメイジング・スパイダーマン
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映画と同小説原作の漫画「花宵道中」1巻・表紙 (C) 斉木 久美子・宮木 あや子/ 小学館

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