何もかもが最高の経験だった!『ジュ
ラシック・ワールド』タイ・シンプキ
ンス&ニック・ロビンソン インタビ
ュー

『ジュラシック・パーク』シリーズ第1作・第2作で監督を務めたハリウッドの巨匠スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮をつとめ、これまでの迫力をそのままに、壮大なスケールで世界最高のテーマパーク、そして新たな恐竜の世界を作り上げたシリーズ最新作『ジュラシック・ワールド』が、8月5日(水)より全国公開される。

『ジュラシック・ワールド』は、第1作目から22年後、かつてジョン・ハモンド氏が計画した『ジュラシック・パーク』のあった島が舞台となる。倒産の危機にあったハモンド氏のインジェン社をマスラニ社が買収、遺伝子技術を応用して様々な恐竜を生み出し、遂に念願の『ジュラシック・ワールド』がオープン。いまや多くの観光客が訪れる人気テーマパークとなる。しかし、新たに造られた新種の肉食恐竜インドミナス・レックスが檻から逃げ出したことで、『ジュラシック・ワールド』はシリーズ最大の危機を迎えることになる…。

本作は、世界各国で公開するやいなや、驚異的な速さで次々と映画史の記録を塗り変え、『アバター』、『タイタニック』と並んで世界歴代興行収入ランキング3位を記録、今なおその記録を伸ばし続けており、まさに社会現象とも言える“ジュラシック・フィーバー”を世界中で巻き起こしている。
『ジュラシック・ワールド』8月5日(水)より全国公開 Chuck Zlotnick / Universal Pictures and Amblin Entertainment
そして今回、本作の日本公開に向け、プロモーションの為に来日したグレイ役のタイ・シンプキンス(以下、タイ)、ザック役のニック・ロビンソン(以下、ニック)へインタビューを行った。

タイとニックは、ブライス・ダラス・ハワードが演じるパークの最高責任者:クレアの甥っ子兄弟を演じており、離婚調停中の彼らの両親が2人をクレアの元に送り込んだことで、今回の騒動に巻き込まれることになる。『ジュラシック』シリーズは、子供の視点から世界を体験させるのがスピルバーグのスタイルなので、タイとニックは、観客を『ジュラシック・ワールド』へ誘う重要な役どころだ。
映画『ジュラシック・ワールド』より ILM / Universal Pictures and Amblin Entertainment
今回が初めての来日となるタイとニック。実は2人とも記者会見やジャパンプレミアが行われるプロモーション期間よりも早めに来日しており、タイは京都、ニックは富士山へ観光しに行ったそう。東京の滞在も楽しんでいるようで、「昨日はニンジャのレストランに行ったんだ。食事中、ニンジャに襲われるなんて、凄くクールな体験だったよ!」とニック。タイは「僕はロボットレストランに行きたかったんだけど、年齢制限があって入れないんだって…。」と、少し残念そう。連日の取材で疲れているのにもかかわらず、笑顔で迎えてくれたお2人に早速インタビュースタート。
『ジュラシック・ワールド』グレイ役のタイ・シンプキンス(左)&ザック役のニック・ロビンソン(右)
–日本を楽しんでいますね!
タイ&ニック「アメイジング!日本はとても素晴らしい所だね!」

–『ジュラシック・ワールド』とても楽しく拝見させていただきました。新種恐竜インドミナス・レックスは恐ろしかったですし、クライマックスへ向けての手に汗にぎる展開も最高でした!そして第1作目のオマージュも随所に散りばめられていて…本当に素晴らしい作品をありがとうございます。
ニック「こちらこそ、観てくれてありがとう!」
タイ「楽しんでもらえて嬉しいよ。」

–『ジュラシック・ワールド』への出演が決まった時は、どんな気持ちでした?
タイ「うそでしょ!という感じでした。」
ニック「本当にそうだよね。コリン・トレボロウ監督、タイ、クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード等、素晴らしい俳優やスタッフ達と一緒に仕事ができると思うと、とてもワクワクしたよ。そして何よりも脚本を早く読みたかった。大好きなシリーズの続きがとても気になっていたんだ。」

–オーディションは大変でしたか?
ニック「タイと一緒にオーディションに呼ばれて、実は1回で決まったんだ。」
タイ「すでに監督が僕たちの出演作を見てくれていて、二人の相性が合うかをチェックするためのオーディションだったんだ。たった1回のオーディションで決まってしまって、僕もニックも驚いたよ!」

–それは驚きですね!相性の話が出ましたが、実際に初めて会ったときのお互いの印象はいかがでした?
ニック「タイのことはよく知らなかったんだ。でも僕には弟が2人いて、実際に弟と接するようなイメージで共演できたし、一緒にいてとても居心地が良かったよ。」
タイ「ありがとう、ニック!」
ニック「オーディションでも、難しい演技の要求にすんなり応えていたし、凄い子役がいたもんだ!と驚いたよ。」
タイ「僕も監督からニックの出演している映画『The King of Summer(原題)』を観るように言われて、彼はとても素晴らしい演技をしていたんだ。ニックとは会ってすぐに仲良くなれたよ。オーディションの時の演技だけど、実は監督の要求に応えられていないんじゃないか…と思っていたんだ。ニックが素晴らしいと言ってくれて嬉しいよ。」
『ジュラシック・ワールド』タイとニック、仲良く写真撮影!(C)2015 Universal Pictures
–実際に、好奇心旺盛な弟と、反抗期の兄という微妙な距離感の兄弟の演技は息がぴったりで完璧でした!
タイ「Thank You!」
ニック「アリガトウゴザイマス(日本語で)」

–しかしこれだけの超大作ですし、プレッシャーは大きかった?
タイ「役者にとってプレッシャーはつきものだしね。」
ニック「うん、そうだね。もちろんプレッシャーは感じるよ。でもそれは、監督を始めスタッフ・キャスト全員で良い映画を作らなければならないという責任感に繋がるから、とても良いことなんだ。」

–素晴らしいですね!私はいつもプレッシャーに弱くてダメなんですよ…
タイ「何も考えないことだよ。ポジティブに!」
ニック「あとは鎮痛剤を飲めば完璧(笑)」

–アドバイスありがとうございます(笑)本作では、ハワイやニューオリーンズなど、色々な場所でロケを行いましたよね。こういった大規模な撮影はなかなか無いと思うのですが、特に印象に残った場所などありますか?
ニック「ハワイのジャングルは息をのむ美しさだったし、シリーズ1作目『ジュラシック・パーク』でも使われた平原での撮影は、その風景を見た途端『同じ場所にいる!』と感動したよ。中でも僕のお気に入りは、1作目で出てきた”ビジターセンター”のセットだね。ここは元々NASAの施設だった場所をセットにして撮影したのだけれど、『ジュラシック・パーク』計画から22年経って、朽ち果てている感じがとてもクールだったね。」
映画『ジュラシック・ワールド』より ILM / Universal Pictures and Amblin Entertainment
–お2人は、その広大なロケ地やセットで恐竜に襲われ、全力で走って逃げたり、逆さ吊りにされたり、滝に飛び込んだり…大変な目に遭っていましたね。アクションシーンの撮影は大変でしたか?
ニック「僕にとっては、初めてのスタント・アクションだったからね。不安よりもワクワクのほうが大きかったよ!タイ、君のお気に入りのアクションシーンは?」
タイ「僕のお気に入りは、クライマックスのバトルシーン!空砲の銃を撃ったりして楽しかったなぁ。あとはずっとセットを駆け回っていたよ。」
ニック「インドミナス・レックスから逃げるシーンの撮影は楽しかったよ。車載カメラに向かって全力疾走したり、茂みに飛び込んだり、何もかもが最高の経験だったよ!」

–でも追っかけてくる恐竜は全てCGなんですよね!?恐竜がいかにもそこに居るような演技をされていて驚いたのですが…
ニック「今回の撮影では、1匹だけアニマトロニクス(コンピューター制御で稼動するロボット)の恐竜がいたけど、僕らはその恐竜と共演はしていないんだ。追いかけてくる恐竜は後から合成処理されたCGだから、すべて想像で演技していたよ。現場で撮影している時、確認のためにプレイバック映像を見るのだけれど、後ろに何もいないのに真剣な表情で逃げているから、とても不思議な感じがしたよ(笑)」

–今回アクション撮影を経験してみて、今後はもっとハードなアクション映画にも出てみたいと思いますか?
タイ「もちろん!」
ニック「出たいさ!例えばどんなアクション映画?」
タイ「うーん……ターミネーター6とか?」
ニック「そりゃいいね!(笑)」
映画『ジュラシック・ワールド』より、主人公オーウェンを演じるクリス・プラッド Chuck Zlotnick / Universal Pictures and Amblin Entertainment
–楽しみに待っています!さて、アクションといえば、今やハリウッドのアクションヒーローとして頭角を表してきているクリス・プラットさんだと思うのですが、彼と共演していかがでしたか?
ニック「そうだね!クリスは今やアクションスターとして知られているし、そして“スーパー・スマート(とても賢い人)”なんだ!」
(ここで、タイがすかさずツッコミ!)
タイ「えっ…クリスがスーパー・スマート…???」
ニック「ちょっと言い過ぎたかな…?OK、スマートにしておく(笑)」
タイ「(笑)…クリスはとてもユーモア溢れる人だよ。だから、普段の彼は本作で演じているオーウェンのような頼れるヒーローではなくて、どちらかというと『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のピーター・クイル(スター・ロード)みたいな感じの人だよ。」
ニック「でも、クリスの仕事に対する姿勢は見習いたいね。彼は、普通に現場にいる時も、役に入っている時も、人との接し方が変わらないんだ。皆に平等に持ち前のユーモアで接してくれるから、現場は常に明るいし、とてもやりやすいんだ。」

–素晴らしいですね!私にとってクリスは現場でずっと変な踊りをしているハイテンションな人というイメージでしたが…


タイ「それがクリス・プラットさ!」
ニック「そう!あれこそクリスだよ。ちなみに、あの踊りは”ファンク・ピストン”っていうんだ。1回スイッチが入ると止まらなくなるんだよ(笑)」

–生で見てみたかったです(笑)  今や全世界で大ヒットを遂げている『ジュラシック・ワールド』ですが、出演後、周囲の反応、役者としての考え方は変わりましたか?
ニック「別に何も変わってないよね?」
タイ「うん、変わらない。」
ニック「ただ、今回ような超大作へ参加して、プロモーションで色々な国を訪れることができて、その経験は自分の中でとてもプラスに働いているし、世界の見方も変わってきたと思う。そして、世界中の方々が『ジュラシック・ワールド』を観てくれて、その感想をダイレクトに見たり聞いたりすることができるというのは、とても素敵な体験だよ。」
『ジュラシック・ワールド』タイ・シンプキンス&ニック・ロビンソン (C)2015 Universal Pictures
–それでは最後に、『ジュラシック・ワールド』を待ち望んでいる日本の皆さまにメッセージを!
タイ「日本のみんな、大好きだよ!」
ニック「これから凄いアトラクションが始まるから、ちゃんとベルトを締めて待っててね!」


『ジュラシック・ワールド』
8月5日(水)より全国公開
監督:コリン・トレボロウ
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、トーマス・タル
キャスト:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、タイ・シンプキンス、ニック・ロビンソン ほか
映画公式サイト:
配給:東宝東和
(C)2015 Universal Pictures

アーティスト

タグ

    連載コラム

    • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
    • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
    • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
    • MUSIC SUPPORTERS
    • Key Person
    • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
    • Editor's Talk Session

    ギャラリー

    • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
    • SUIREN / 『Sui彩の景色』
    • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
    • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
    • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
    • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

    新着