「お兄ちゃんがいそう。」
「末っ子っぽい。」
昔からよく言われる言葉。

そうです。全くもってその通りです。笑
私には兄が二人いる。
30歳の兄と、私と一つ違いの年子の兄。
小さい頃は色々話をしたり、喧嘩をしたり。
そんな普通の兄妹だったはずなんですが。
今は正直、同じ場所にいても全然話をしません。
…だからって仲が悪い、とか決してそんな訳ではないんです。笑
お互いがお互いを嫌い、という事はない。
…はずです、少なくとも私は。笑
単純に何を話せば良いのか分からない、
そして気恥ずかしさ、というものが出ているんだと思います。
思春期が同時期で、気まずくなってちょっとずつ話さなくなって。
終わってからも、何だか話すタイミングをなくしてしまい今に至る。
そんな気がしています。
でも実際、本人に直接言いはしないけれど、
それぞれがそれぞれの事を心配していたりする事が昔から多々ある。
「元気ないけど、どうしたのかな?」とか、活動を見ていて「凄いね!」とか。
それぞれが母親に話しをしているんですね。私も含め。笑
傍から見たらさぞ不思議な兄妹な事でしょう。笑
でも私はそんな兄二人が好きだったりする。
何となく伝わるものから、こんなに妹想いな兄はいないだろうって思っていて、
私には自慢の兄なんです。
理解しがたい兄妹のあり方かもしれないけれど。
私たち自身が理解出来ていればそれで良いのだと思う。
生きていれば、もちろん色んな事があります。
相手に対してイライラしてしまったり、嫌だなって思ってしまったり。
それでもやっぱりかけがえのない存在だなって思う。
決して切れない大切な存在。
それが家族、兄妹というものだと思う。
自分が最後まで一緒にいる一番近い他人。

私の家族は現在、全員一緒に暮らしている訳でもないし、
実家生活ではあるけれどそれぞれ生活時間がバラバラで揃わない事の方が多い。
それでも、毎年必ず1月2日は家族で集まってご飯を食べる。
それが今では暗黙の了解となっている。
私の母は言う。
「親孝行だと思って。これだけしてくれればいい。」と。
適わないな、と思う。
もちろん、母は自分の為でもあるんだろうけれど。
この先いつか私たちが別々の三人になってしまってからも、
兄妹が兄妹でいられる為でもあるんだろうなとも思う。
この兄妹で、そしてこの母の子で良かった。
そう思います。
この先ももしかしたらこんな寡黙な兄妹かもしれないけれど。
この先も今までの様に世界一家族を思いやる兄妹でいたい、
と思うのでありました。

「HOWEVER」/GLAY

さて今日の一曲は。
GLAYの「HOWEVER」
小さい頃私たち家族は、家族の誰かが誕生日の時には必ずカラオケに行っていました。
みんな歌う事が好きだったんですね。
その時に兄二人が本当によく歌っていた歌。
兄たちの歌を聴いて好きになったアーティストや歌が私には沢山ある。
その中の大切な一曲です。
是非聴いてみて下さい。
それでは、また来週。

著者:稚菜

OKMusic編集部

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