アノ人の胃袋を鷲掴め!!料理上手と
思われたい♡

ミュージックソムリエ協会では、「こんな時に聴きたい音楽!」ということで、日常のヒトコマで、ふっと聴きたい音楽を選曲しました。選曲はすべて、ミュージックソムリエ(http://musicsommelier.jp)によるもの。
好きな人をガッチリを掴んで離さないためには、まずは胃袋を鷲掴みするのが大切なのです。ということで、デートのためにお料理を頑張っているアナタに送る5曲。お料理中のBGMにどうぞ。

1.「Happy Valley」/orange pekoe

今日は彼女とピクニック。僕が目を覚ますと、せっせとサンドイッチを作る、フリルのエプロン姿の彼女。暖かくなってきた春に、窓は早くも全開に。寝坊した僕を叱る鳥たち。「早く起きて!あの子にだけ作らせてないで、アナタも手伝わなきゃ。」僕は寝ぐせのついた髪でミルクティーを入れる。濃い目に作れば、水筒に氷を沢山入れても薄くならない。準備するだけで楽しい時間。こんなに気持ちの良い日に、僕たちの大好きなあの丘で、彼女のサンドイッチが食べられる。
さあ行こう、僕たちのHappy Valleyへ。
(選曲・文/マーシー井笠

2.「あなたにサラダ」/DREAMS COME T
RUE

大好きなあの人に手料理を・・・そんなときに妄想してしまうのは、あの人の美味しそうに食べる姿!!なんのことはない料理を喜んでくれたら妄想はもう止まらない・・・
そんな今の気分に合う歌で、しかも怖がられない曲があるなら、この曲のことではないでしょうか?
結婚式の余興などでも定番のこの歌を口ずさめば、あなたの妄想の暴走っぷりが、あの人に真っ直ぐ伝わるかもしれませんね♪
いいじゃない。だって好きなんだもの!!
(選曲・文/宮川桃子)

3.「レトロメモリー」/capsule

気持よく晴れた日に話題のデリで美味しいサンドイッチとコーヒーを買って、彼と公園デート♪美味しく食べたら靴も脱いで芝生の上に、2人でごろ~んと寝転がる。手をつないで空を見上げていると突然、

「いつか君の作ったお弁当を持って家族で公園に来たりするのかな。」と彼。

「え?なに?家族って、もしかしてこれは噂に聞いたプロポーズ!?」私の驚きをよそに続ける彼。

「今はコンビニが多いけど、帰ったら温かいご飯が待ってるんだよね。」そして現実に引き戻される私。

「いやいや、私もコンビニご飯ですよ。そうかーやっぱり結婚は胃袋を掴まないとダメなのかー!!」

いつか本当に料理上手だと思われたい!そう思ったらPerfumeでもおなじみ、中田ヤスタカ作詞作曲、capselの「レトロメモリー」をスタートさせて。「さぁうちにかえろう」と優しく歌われる度「料理下手な今、帰ってこられたら困るー!」と叫びながらお料理教室を検索して突然やってくる結婚チャンスに備えましょう♪
(選曲・文/和久井直生子)

4.「素敵な誕生日」/森高千里

料理が上手であっても下手であっても、好きな男の子に「おいしい!」と言われたいのが乙女心。というわけで今回選曲したのは森高千里の「素敵な誕生日」。

カントリーポップの雰囲気を感じさせるサウンドは、包丁で野菜を切るBGMとしてもピッタリ。作業も捗るというものですが、特筆すべきはやはり”森高ワールド”と言われる歌詞。

彼の誕生日にマカロニグラタンを作ろう、という意気込みは良いのですが、練習の時点でビールを飲んだ上に途中で寝てしまい、挙句の果てに本番では焦がしてしまうという結果。そして最終的には「いわゆるこれが私なりの愛情込めた」という結論。

ただ本当に彼女のことを愛している彼氏ならどんな料理でも「おいしいよ」と言わざるを得ないのが男心。でも果たして2度目以降は、ましてや結婚してからそれは通じるのでしょうか。口ではそう言っても表情はなかなか嘘をつけないような気がします。そう考えるとやっぱり、彼に 心から「おいしい!」と思わせたいのが本当の愛情ではないかと思います。
(選曲・文/Kersee)

5.「シャンソン・ド・レミ」/平野レミ

自由な発想の料理とトークで、いつも私たちを楽しませてくれる平野レミさん。料理愛好家として有名ですが、実はシャンソン歌手でもあるのをご存知ですか?

「シャンソン・ド・レミ」は、彼女がいつも言っている「シェフでなく、シュフ」を体現したような曲です。自宅のキッチンで料理をする自分と、居間にいる旦那さんの姿が目に浮かぶ、幸せな雰囲気が漂うシャンソンです。

「シュフ」でなくても、誰かのために作ると思えば、料理もやりがいがあるもの。ましてや、好きな人のためならば、やる気100倍ってものです。1年365日、繰り返し繰り返し行う食事をするという行為。いつまでも楽しくやっていくならば、彼女のように、自由な発想と愛をたっぷり込めていくのがいいかもしれませんね。
(選曲・文/石井由紀子)

著者:ミュージックソムリエ協会

OKMusic編集部

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