映画『チェイス!』インド国宝級名優
アーミル・カーン&監督登壇

そんな本作が、第27回東京国際映画祭において特別招待作品として出品され、それに伴い、主演のアーミル・カーンとヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ監督が初来日。記者会見が行われた。
初来日を果たしたアーミル・カーンとヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ監督。来日記者会見にて。(C)Yash Raj Films Pvt. Ltd. All Rights Reserved.
登壇したアーミル・カーンは、「日本に来られて、とても嬉しいです」と、笑顔であいさつ。トリックスター・サーヒルを演じた彼は、アクションシーンにもスタントをほとんど使わずに体当たりで挑戦。「身を削って作った作品なので、多くの方に見ていただけて安心しています」と、映画のヒットを心から喜んでいる様子がうかがえた。

一方、「オハヨウゴザイマス」と日本語であいさつをしたヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ監督。そんなヴィジャイ監督には、記者から同映画がヒットした理由質についての質問が。「インド映画はエンタテインメント性が豊かなところが魅力だと言われていますが、この映画はエモーショナルな部分が国を超えて共感されたのではないかと思います」と、クリエイターの目線で作品を分析した。

以前から、日本には強い興味があったというアーミルとヴィジャイ監督。「仕事が終わったら、東京を満喫したいと思っています」とアーミル。また、ヴィジャイ監督は「黒澤明監督や三池崇史監督の映画の世界観が好きで、よく見ています」と語った。さらに、アーミルは「機会があったら日本映画への出演や共同制作の可能性も探りたい」とも。

また、お互いの印象を問われた2人は、「国民的スターなのに、気取ったところがまったくない」とヴィジャイ監督がアーミルを誉めれば、「ビジョンが明確で、現場をいい空気にしてくれる」とアーミルもヴィジャイ監督を絶賛。強い信頼感が垣間見られたひと幕も。

会見の終盤には、実際に映画に登場するBMWのモンスターバイク「K1300R」とともに、スチール撮影を行ったアーミルとヴィジャイ監督。アーミンは、「日本でも、たくさんの方に見ていただけたらうれしいです」というメッセージを残して、会場をあとにした。

同日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズ SC2で行われた舞台挨拶にも登壇したアーミル・カーンとヴィジャイ監督。2人が登場すると、客席からは大きな声援が。盛り上がる会場の様子に、「アイシテマス」と日本語であいさつをしたアーミルも、少し興奮気味。続けて、ヴィジャイ監督も「みなさんの愛を私たちに与えてください」とスピーチし、さらに会場を賑わせた。

舞台挨拶では、記者会見では語られなかった撮影エピソードも披露。スリス満点のアクションシーンや、バイクを使った撮影の舞台裏なども語られた。そして、最後に、ヴィジャイ監督は「この映画をきっかけに、これからもインド映画と触れ合ってください」と挨拶。また、アーミルは「日本でも、もっともっと自分の出演作を見ていただけるように頑張ります」と、今後の抱負で言葉を結んだ。

映画『チェイス!』は、12月5日(金) TOHOシネマズみゆき座他全国ロードショー。

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