明日が締切日! ドラフト候補の「プ
ロ志望届」提出状況やいかに……

 開催まで1カ月を切り、各球団では編成会議などに余念がない。選手たちにとっても、ドラフトで指名されるために必要な「プロ野球志望届」の提出期限が迫っている。

 今年は10月9日が締め切りのプロ志望届。現在の提出状況について、豊富なドラフト情報に定評がある『週刊野球太郎』編集部に聞いてみた。

     *   *   *

◎安樂、髙橋、岡本らの上位指名候補は提出済み

 2014年のドラフトは、投手が豊作の年になりそうだ。昨年の高校2年生時に、春のセンバツで準優勝投手となった安樂智大(済美高)、その年の夏の甲子園で優勝投手となった髙橋光成(前橋育英高)ら、ドラフト1位指名の可能性もあるスケールの大きな投手たちはすでに提出済み。

 一方の大学生では、現在、秋季リーグ戦真っ最中だが、10月7日に今年のドラフトの目玉の1人でもある、大学球界を代表する右腕・有原航平(早稲田大)の提出が、同僚の中村奨吾の提出とともに発表された。まだ、亜細亜大の山﨑康晃、明治大の山﨑福也という2人の山﨑が受理されていないが、9日までには提出するはずだ。

◎意外な選手も提出!

 早くからドラフト雑誌などで騒がれていたドラフト候補以外で、プロ志望届を提出したことで話題になった選手がいる。かつてはヤクルト、巨人で活躍し、今季は独立リーグの群馬ダイヤモンドペガサスに所属し、NPB復帰を目指していた、アレックス・ラミレスの甥にあたる、日体荏原高のヨンデル・ラミレスが提出。自身も独立リーグなどでのプレーを目指しているという。ベネズエラからの留学生で、190センチを超える堂々の体躯を誇り、存在感は満点。正式名はラミレス・コリーナ・ヨンデル・アレキサンダーという。また、叔父のアレックス・ラミレスは今季限りでの現役引退が報道で明らかになった。

◎大学生では元巨人・桑田真澄の息子も…

 大学生のプロ志望届提出者にも、“変わりダネ”がいる。かつては甲子園を沸かせ、プロ入り後は巨人や大リーグのパイレーツでも活躍した、桑田真澄の長男・桑田真樹(桜美林大)だ。

 首都圏近郊を所在地とする16大学で構成される、首都大学リーグでプレーする桑田真樹。桜美林高時代も話題となった桑田真樹だが、大学入学後、なかなかレギュラーを掴めなかった。4年生になって試合に出場する機会が増え、主に7番DHで活躍。9月28日の試合では、2安打1打点の活躍をみせるなど、ここに来てスカウトへ必死のアピールを続けている。


 ヨンデル・ラミレスと桑田真樹。果たして、2人の夢は叶うだろうか。10月23日のドラフト会議に注目したい。

では現在、CSとドラフトを総力特集! ドラフトでは元横浜高校のコーチ・小倉清一郎氏やプロスカウトといった様々な観点から選手を分析しています。 1000名のドラフト候補を収録した渾身の選手名鑑でも、ドラフト情報を追っていきます!

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