L→R 小林 勝(Ba)、甲本ヒロト(Vo)、真島昌利(Gu)、桐田勝治(Dr)

L→R 小林 勝(Ba)、甲本ヒロト(Vo)、真島昌利(Gu)、桐田勝治(Dr)

【ザ・クロマニヨンズ リコメンド】
ストレートと変化球のバランスで
魅了する最新アルバムが到着!

2023年12月にリリースした最新シングル「あいのロックンロール」を含むアルバム『HEY! WONDER』を完成させたザ・クロマニヨンズ。ひねりのある曲も真っ直ぐな曲も、全てが彼らのオリジナリティーで貫かれた、最新で最強の曲揃いだ。

次への新たなアクションを
感じさせる流れ

 2023年はアルバム『MOUNTAIN BANANA』のリリースと、それに伴う全国24公演のツアー『ザ・クロマニヨンズ ツアー MOUNTAIN BANANA 2023』を展開し、加えて9月には『ザ・クロマニヨンズ ツアー 月へひととび』と名づけられた全13公演のライヴハウスツアーも行なうなど、歩みを止めることなく精力的に活動してきたザ・クロマニヨンズ。この数年、バンドもファンもコロナ禍を耐えながら日常を過ごしてきたわけだが、やっと以前のようなペースに戻りつつある。

 さらに、同年10月には『ザ・クロマニヨンズ ツアー MOUNTAIN BANANA 2023』のライヴアルバムがリリースされ、12月には27枚目となるシングル「あいのロックンロール」がリリースされた。前回のツアーの余韻を再確認しつつ、次への新たなアクションを感じさせる流れになっている。

 この「あいのロックンロール」は真島昌利(Gu)の作詞作曲で、シンプル極まりないタイトルとともに強いインパクトを残すナンバーとなっている。高速ビートで駆け抜け、《あい あい あい》と繰り返される歌詞も聴いた瞬間から耳に突き刺さる。削ぎ落として作られたというより、必要な言葉だけしかいらないという強い意志と自信が生み出した歌詞だ。むやみに絶望を歌うのではなく、安直な希望も歌わない。メロディーは親しみやすく、メッセージは深い。さらに、緩急をつけた演奏と真っ直ぐなヴォーカルが鮮やかな印象を刻んでいく。

 そして、カップリングは「SEX AND DRUGS AND ROCK'N'ROLL」で、こちらは甲本ヒロト(Vo)の作詞作曲。ベタすぎるタイトルな上に、イアン・デューリーの同名曲を想起させるが、タイトルを繰り返すだけの歌詞が強烈だ。メンバーのコーラス、ハンドクラップもライヴでの盛り上がりを想像させる。
L→R 小林 勝(Ba)、甲本ヒロト(Vo)、真島昌利(Gu)、桐田勝治(Dr)
アルバム『HEY! WONDER』

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着