デビュー4カ月の清純派グループ・ア
イドルネッサンスは「全員ネガティブ
!?」

 純白なイメージながら骨太なステージングは結成して間もないながらも話題を呼び、この夏開催されたTIF2014、@JAM EXPOといった大イベントでも堂々とした立ち振る舞いで多くのアイドルファンを唸らせた。エンタメNEXTでおなじみ、モデルにして無類のアイドルオタで知られる日笠麗奈も絶賛するアイドルネッサンス。まだまだ結成4カ月。デビュー間もない彼女たちの素顔の部分に迫りつつ、これからの展望を聞いてみました。




——このインタビューをきっかけにアイドルネッサンスの色々に迫れればと思います。

全員 よろしくお願いいたします!——まず、1人ずつメンバーの方を紹介してもらいたいと思います。メンバー1人ずつを皆さんから見たステキなところ、またはここは弱点、直した方が……というところを上げてください。まずはリーダーの橋本佳奈さん。

新井 (橋本)かなやんはまさしくリーダーな人!

百岡 いつも私たちをまとめてくれるんですよ。

南端 しっかり話を聞いてくれるからお姉ちゃんみたい。すごいマジメ。

比嘉 ツッコミがするどい!基本私たちボケ役が多いので、的確にまとめてもらってます。

石野 いつも思うんだけど、瞳がすごくキレイ。

宮本 涙袋がすごく大きいんですよ。目力強くてうらやましい。

橋本 (照れる)でも、直して欲しいところはいっぱいあるでしょ?言ってよ~。

宮本 何かあると引っ込んじゃうところかな?遠慮しがちだよね。

新井 マジメだし、気使い屋さんなんです。リーダーだからかもなんですけどね。

比嘉 もっとわがまま言ってもいいと思うな。

橋本 橋本 えっ、そうなのかな?……う~ん、自分では分からないんだよ~。

百岡 それもいい所なんだよね、最終的に。——さすがリーダー!続いては宮本茉凜さん。

新井 茉凜は最年少なのにしっかりしてるんです。

橋本 しっかりしすぎなぐらいだよね。

石野 13歳には思えないぐらい。

比嘉 話し合いとかレッスン中に、まとまらない時なんかハッキリと意見を言ってくれる。

百岡 それに、悪いことがあるとすぐ注意してくれるんです。

南端 頭の回転がすごく早い!記憶力もいいし。

百岡 MCで長く話すときなんかは、もう茉凜さんにお任せ!だもんね。

新井 通称・アイドルネッサンスのアンキパン(ドラえもんのひみつ道具)!

——そんな宮本さんの弱点は。

石野 (すぐさま)イジワル。

全員 早い(笑)

南端 なんでもすぐに頼ってくるんですよ、「これ捨てて」とか。

宮本 それは(南端)まいなにだけだよ~。

石野 あとイジってくるんです。小悪魔。

宮本 それは(石野)りこぽんもイジってくるからでしょ!

石野 どっちもどっちだよ。——……空気がピリッとしてきました(笑)。次は百岡古宵さん。

百岡 何言われるか怖い(笑)。

比嘉 スタイルがいい。

橋本 カワイイ!

南端 美人だし、歌とダンスが上手い。

百岡 イヤイヤッ、本当のこと言ってよ!ダンスだって(比嘉)なっこさんの方が上手いって!

石野 アイドルネッサンスのアイドルだと思う。

宮本 アイドル性が一番高いよね。

百岡 イヤイヤイヤイヤ! すみません……。

——そこはアイドルとして活動してますから自信を持ちましょうよ。

橋本 そういえば若いのに、す~ぐ疲れるよね。何かと座りたがる!

比嘉 電車の中で席が空いてると、迷わず座ってます。

新井 年長者たちを差し置いてね。

宮本 「こよばぁはもう疲れたよ」って言いながら席に向かうんです。

南端 しかも、座ったとたんに寝ちゃう(笑)。

百岡 ゴメン、これは……直したくても直せない(笑)。——続いては石野理子さん。いかがですか?

全員 歌が上手い!

橋本 癒される。

新井 見ているだけでなんかいいよね。幸せになれる。

石野 なにそれ?幸せとか癒されるなんて聞いたことないよ(苦笑)。

宮本 食べてる姿が本当にいい。

百岡 気持ちいいぐらいにおいしそうに食べるんです。

——食いしん坊キャラなんですか?

石野 そういうわけじゃないんですけど……。

比嘉 髪型がカワイイ。アイドルネッサンス唯一のショートボブですから。

——ではここは直して欲しいところを。

全員 (喰い気味で)ネガティヴ!

——全員一致!

百岡 だって写真撮った後に、それを確認した途端「私、キモチ悪い!」って泣き出すんですよ!困っちゃ
う。

南端 フォローするのも大変!

宮本 そのたびにみんなで「キモくない!大丈夫!」って言うんですよ。

新井 それでも納得しないから、最終的に「カワイイからっ!!」と謎の怒り方をするはめに(笑)。

石野 小さなことでも、毎日のようにヘコむんですよ……。

百岡 私みたいにポジティブになればいいんだよ。

石野 (百岡)まりるーはポジティブすぎるの!

宮本 まりるーは反省もするけど、立ち直りが早すぎるんだよね。——(笑)。次は南端まいなさん。

宮本 行動一つ一つが可愛すぎる!

橋本 童顔だから、何をしてもカワイイ。

比嘉 背も小さいしね。中三なのに、妹キャラ。

百岡 甘えてくるのもカワイイ。

南端 すみませんねぇ、いつもみんなに頼ってばかりで。

新井 そこは直して欲しい部分だよね。

石野 自己管理をしっかりと。

宮本 直して欲しい所はもっとあるよ~。受験生なんだから、もっと勉強してほしい!

——厳しい!普通のダメだしじゃないですか。

南端 ちゃんとやってるよ~!ホントだよ!

新井 分かった分かった(笑)。そうなるとやっぱり自己管理かな。

石野 部屋の片づけをしましょう!

宮本 「ゴミ屋敷」と呼ばれてます。

南端 あのね、ゴミじゃなくて、洋服が多すぎて溢れかえってるせいなんだよね。

百岡 それをしっかり片付けないからダメなんだよ(笑)。

南端 悪いことしか出てこないじゃない……。

比嘉 でも、可愛いからいいんです。

新井 可愛いから何をやっても許しちゃうんですよ。

宮本 最終的にカワイイからなんでもいいんです。

新井 カワイイは正義ですから。

百岡 ズルイよねぇ~。

——そんなこと言ったらみなさんは正義ですよ。

全員 イヤイヤイヤ!違います!それだけは言えます!——なぜ否定……。続いては比嘉奈菜子さん。

百岡 笑顔がメッチャカワイイ。

南端 まさしく奈菜子スマイル!

宮本 それでダンスはキレキレだしね!アイドルネッサンスの太陽。

新井 たまに出てくる沖縄言葉がいいんですよ。今日の定期公演なんてみんなのことを「○○しゃん」と言ったり、最近のことを「しゃいきん」て言ってて、メッチャ可愛かった。

全員 可愛かったよね~!

橋本 癒されるよねぇ。

比嘉 舌が回らないんですよ~……。他は何?何?何?言ってほしい。

全員 ない!ない!

比嘉 ありますって!あるって!!言って!!!

——比嘉さん本人としては何か直したいところはあります?

比嘉 色黒なところ。

橋本 そこは絶対に違うでしょ!

宮本 なっこさんは、もっと声を出していこう!(新井)のあねっこみたいに声出してみよう!

新井 逆に私は声がデカイのが悩みなの。

比嘉 それが、羨ましいんだよ~。

新井 だってさ、お見送り会でも「なっこさんの所まで清楚で来て、最後の乃亜の所だけなんか違う」って最後の私でズドン!てオチ扱い(笑)。——オチ扱いとはヒドイ!では、そのまま新井乃亜さん。

宮本 大人!

百岡 オシャレ番長。

比嘉 メイクうまいし、目が大きいし、唇がカワイイし。

石野 すべてが揃ってる。

南端 まさしくパーフェクト!

橋本 MCもうまいしね!朝ごはんも作ったりしてるし。

百岡 写真を撮るのもうまいし!

橋本 TIFの時、みんなでかき氷を食べて、その姿を全員で写真を撮ったんです。けど乃亜は、ただのかき氷1つ撮っても私たちのとは全然違うんですよ。センスがいい。

新井 一応学校では写真部だからね。

——女子力高いですね。

橋本 荷物とかもいつも整理されてるよね。

石野 部屋が綺麗そう。白と黒で統一されてるイメージがある。

南端 そう考えると、あまり直して欲しい所がないね。

宮本 たまに話の最中にどっか意識が行っちゃうところはどう?のあねっこに話しかけても「ん?」て聞いて
なかったり。

新井 それはごめん!私も分かってるの。自分に関係ない話だな~と勝手に思い込んで意識を別の方に持って
いっちゃうんです。これからはちゃんと話し聞きます!——結成からもう4カ月経ちました。今の心境はいかがですか?

百岡 あっという間です。あれだけ楽しみにしてたTIFも、始まるまで「まだまだだねぇ~」なんて思ってたらあっという間に来ちゃって。

石野 あっという間に終わっちゃったもんね。

南端 気が付いたら夏のイベントもどんどん終わっていっちゃうし、定期公演も終わっちゃうし。

——そのアッという間の期間の中で自分たちが変わった所はありますか?

石野 お客さんとの距離が変わったと思います。

比嘉 MCが少しずつだけど進歩してきたかな。

全員 それそれ!

宮本 前までは、今日はこういうことを話そう! というのを決めてその通りに話さないと、と思ってたんです。今は前と比べるとアドリブも出てくるようになりました。

橋本 パフォーマンス面でも、一番はステージでの私たちの本当の部分の出し方みたいなのが変わったと思います。

——確かにMCは日に日にうまくなってきましたね。

石野 でも、私はまだまだ苦手かも……。

百岡 理子さんは人見知りだからね。

——でも、今日は話してもらってます。結構変わってきたのでは?

石野 ……(少しの沈黙)

橋本 変わった!変わったよ。

宮本 変わった!

石野 変わった……と思います。

——なんか誘導尋問みたいですね……。

石野 変わったことに気が付いてないだけなのかもしれません。分かってないということはまだまだだということですよね。頑張ります。

新井 りこぽんもだけどさ、私、最近気が付いたの! このグループ、よく考えたら全員ネガティヴなところがあるよね。

橋本 それはね、否定できない(笑)。

宮本 初めての生写真セットが完成した時なんかすごかったもんね。出来上がった写真見た途端に、私、こよとまいな以外「気持ち悪い!」って泣き出したんですよ。その後、西野カナさんの『Believe』をみんなで歌い出して「いつかアイツが後悔するほどキレイになって見返せる時がくる~から♪」のところになったらみんな声が震えだして、気がついたら全員で泣いてました(笑)。

百岡みんな自分に自信がないところがあるんですよね。

——先ほどのカワイイ否定発言の理由が今分かりました(笑)。カバーと言えばみなさんのデビュー曲はBase Ball Bear『17才』という名曲です。青春の1ページを切り取ったような歌ですが、どういう印象ですか?

百岡 中一コンビは、まだまだ理解できてない部分があるかもしれないけど、すごく好きです。

宮本 これから分かってくるのかな?という期待や希望も込めていいよね。

新井 私と佳奈はジャスト! という気持ち。

比嘉 気持ちが分かるんだよね?

橋本 なんとなく、だけどね。青春!という感じ。

——MV撮影も学校での撮影で青春真っ只中ぶりが印象的でした。

宮本 朝早い時間に起きて、始発の電車に乗って現場に着いたんです。

百岡 撮影中も楽しかったし、完成したMVを観て「私たち、アイドルグループの一員になれたんだなぁ……」と思いました。

南端 できた時はもう感動だよね。

橋本 こんなに早くMVを撮ってもらえるなんて思ってなかったもんね。

比嘉 テレビの画面に自分が映っているのが、すごいおかしくて。

石野 自分の声がスピーカーから聴こえてくるっていうのがすごく不思議で。

新井 それがね、こうして世の中に出てくるというのがすごいビックリだよね。

——Base Ball Bear以外にも、真心ブラザーズPUFFYといった先輩たちの名曲を現代風かつアイドルネッサンス風にアレンジした楽曲を中心にライブで披露してますね。

南端 私たち、〝名曲ルネッサンス〟というテーマがあるんです。

比嘉 先輩たちの名曲を今の私たちなりに表現するということをコンセプトに活動してます。

石野そのコンセプトを通してどんどん多くの人に知ってもらいたいです。

宮本ハモリにもチャレンジしています。

——村下孝蔵さん『初恋』のカバー、あれは難しそうですね。歌の世界を伝えるのも苦労しそうです。

南端 私たちも歌ってて難しいです。

新井 そういう時はとりあえず意味を調べて考えます!

石野 みんなで「これどういうこと?」って話し合ったりもしてね。

橋本 レッスンの中に「歌詞の朗読」というのがあるんです。一人一人読んでみて、歌詞への気持ちの入れ方を先生に見てもらって、そこから判断してもらってるんです。

——レッスンは大体1日どれぐらいやられてるんですか?

石野 ダンス、歌含めて6時間はやってます。

宮本 夏休みはほぼ1日中スタジオにいました。

橋本 そうして夏休みが過ぎていきました……(笑)。

——すごい! でも、それだけレッスンの毎日だと大変ですね。

全員 毎日楽しいです!

比嘉 たとえレッスンが辛くても、ライブまで行くと、やってよかったぁ! と思えるんです。

——みなさんにとってライブをすることの楽しみとは?

全員 お客さんが盛り上がってくれるところ!

比嘉 一緒に振りもやってくれるんです。それに感動してます。

南端 自己紹介の時に名前を呼んでもらえるのも、感動です。

百岡 それにどんどん曲のレパートリーも増えてきたし。

宮本 東京スカパラダイスオーケストラさんの『太陽と心臓』を歌わせてもらったりね。やっぱ色々な歌が歌えるのは嬉しいです。

橋本 ライブがあるから、今を頑張れるんですよ。

——先日まで定期公演として1週間に1度ライブをやってましたが、毎回同じことをやろうと思っても難しいと思います。そういう時、みなさんはどういった工夫をされてますか?

石野 トークコーナーの部分はすごく気をつけて考えてます。毎回違う人が仕切ったりして。

橋本 その度にすごい雰囲気がガラリと変わるんですよ!そこがポイントです。

——レッスンの合間に考えるのも大変そうですね。

新井 でも、楽しいんですよ!考える時も、それを舞台で披露する時も。

宮本 今が一番楽しい瞬間!と言ったら言い過ぎ……かな(笑)。

百岡 その楽しい瞬間が続くために、レッスン頑張ってますから!

——今年も残り少なくなってきました、今年中に挑戦してみたいこととかはありますか?

宮本 生誕祭!

橋本 アイドルネッサンスは早生まれが多いから結成してから1度もないんですよ。

百岡 次は秋だね……10月29日、理子さんの生誕祭やろうよ!

理子 あったら嬉しいです。

新井 あと、クリスマスライブ!

全員 超やりたい!

南端 そして、いつかはワンマンライブをやりたいです。

百岡 初めてのワンマンをやるならAKIBAカルチャーズ劇場でやりたいね。

比嘉AKIBAカルチャーズ劇場はアイドルネッサンス結成の地だもん。

南端 5月4日、結成1周年の日に、成長したアイドルネッサンスの姿をAKIBAカルチャーズ劇場で見せることができたら幸せです。

新井 そして来年はTIFのHOT STAGEに立ちたい!いや、立ちます!

——おぉ!大きな夢。これからの成長と、大舞台でアイドルネッサンスが輝くのを期待してほしいですね。

橋本 いや、それはその……。

新井 う~ん……。

全員 (しばしの沈黙)がんばります……。

——最後の最後にトーンダウンですか!?

全員 プレッシャーかけないでください!(笑)。



(text/田口俊輔)



◆ライブインフォメーション
9月20日(土)@日比谷野音大音楽堂
「SMA 40th YO-KING&TAMIO OKUDA presents 顧問豊作」

9月28日(日)@東京体育館
「もしもしにっぽん FESTIVAL 2014」

◆リリースインフォメーション
第1弾シングル『17才』発売中

ほか、詳細は公式ホームページにて。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着