ミュージカル『クリスマス・キャロル
』日本全国公演の開催が決定 松村雄
基、杉本彩、吉田要士ら出演

2023年11月~12月、ミュージカル『クリスマス・キャロル』の日本全国公演の開催が決定した。
本作は、イギリスの文豪チャールズ・ディケンズによる小説をもとにしたオリジナルミュージカルで。1年に1度「クリスマスイブ」という特別な日に繰り広げられる、不思議で心温まる12時間の奇跡を鮮やかな音楽やダンスとともに描く。
主役のスクルージを務めるのは松村雄基。卓越した表現力を活かして、近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』、『ソーホー・シンダーズ』、『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』などでも活躍。今回、冷徹な守銭奴という新境地に挑む。またスクルージにとって鍵となる三人の女性を演じるのは杉本彩。女優、作家、ダンサーとして幅広く活躍し、2014年に設立した現在の「公益財団法人動物環境・福祉協会Eva」の理事長として、動物福祉の啓発にも取り組む杉本が、7年ぶりにヒロインを演じる。そしてスクルージの親友かつビジネスパートナーのマーレイ(幽霊)役は吉田要士。多くのミュージカルで活躍、この作品に初演から深く関わってきた吉田が脇を支える。
本作の演出・台本・音楽は、ブロードウェイミュージカル『サウンド オブ ミュージック』『フットルース』をはじめ、『ALICE』『FAME』『NOW.HERE.THIS』やハウステンボスのショーなどの演出、脚本を手掛けてきた西田直木が務める。
東京はじめ全国19か所22回上演される本作、劇場でクリスマスの奇跡を堪能しよう。
【STORY】
1843年のクリスマスイブ。ロンドンの下町で悪どい商売をしている守銭奴のスクルージは、街中の人から嫌われていた。
その日の夕方、使用人のボブが給料の前借りを頼みに来た。
実はボブの息子のティムは難病に侵されていて、今年が家族全員で迎えられる最後のクリスマスだろうと覚悟し、少しでも幸せな思い出をつくるためであった。
その夜、スクルージは例年通り孤独なクリスマスを過ごしていた。
すると突然、7年前に亡くなった共同経営者であったマーレイの亡霊が現れた。マーレイは「欲に取り憑かれた人間は死後の世界で悲惨な運命を辿るぞ」と言う。恐れおののくスクルージに、マーレイは最後のチャンスとして、自分の行いを客観的に見る為に、時間旅行へ誘う(いざなう)。
渋々、クリスマスの精霊達と共に旅立つスクルージ。
美しくも切ない時間旅行の中で、スクルージは最愛の人・イザベラとの別れ (過去) を再び体験し、楽しさと悲しさのクリスマスの世界 (現在) を目の当りにし、想像を遥かに超えた死後 (未来) に苦悩する事になるが……
さぁ、あなたと旅する奇跡の12時間……結末はあなた自身の心で見つけてください。

スクルージ役:松村雄基 コメント
僕が演じるスクルージという役は、人に関心を持たない、誰のことも愛さないし、誰からも愛されない、強欲で孤独な老人です。でもこの心を閉ざした老人が、いろんなクリスマスイブの奇跡に出会い、そして周りにいる人たちのたくさんの愛によって徐々に心を開いていくというファンタジックな物語です。
僕もスクルージに共感できる部分たくさんはあります。物語前半の「何がクリスマスだ!」という気持ちも少なからず分かりますし、後半のいろんな人と出会って、自分は一人じゃない、誰かに生かされているんだ、その思いを誰かにあげたい、それが幸せなんだという風に気づいていく、そんな部分にも共感できました。
この作品は、世界各地、さまざまなところで映像化、舞台化されている素晴らしい作品です。ですのでプレッシャーはありますが、僕は僕なりの、そして今回ご一緒させていただくスタッフ・キャストの皆さまと力を合わせて、ご覧いただくお客様に楽しんでいただけるように精一杯頑張って素敵な舞台をお届けしたいと思っております。
三人の女(イザベラ・イライザ・イボンヌ)役:杉本彩 コメント
私はこの『クリスマス・キャロル』という作品が本当に大好きです。
人はどう生きるべきか、どう生きたら幸せになれるのか、この作品をご覧になった方は、誰もがその答えを見つけることができると思います。自分以外の誰かを愛し、そして誰かを幸せにすることで、自分の心が満たされ、自分自身も幸せを感じることができるのだと、この物語が大切なことを教えてくれる。それがこの作品の魅力だと思います。
今回7年ぶりにこの作品に出演しますのでプレッシャーはありますが、7年経って今の私だからこそ感じられること、表現できることがあるのでは、という思いでチャレンジします。
本作では三人の女性を演じます。イザベラはスクルージの心にしっかりと寄り添うように演じたいですし、
ショーの中で生きている華やかなイライザを以前よりもっと華やかに、そしてもうひとりは老婆ですが、なるべく自然に、凄みのある老婆を演じたいと思います。
観てくださる方の心に愛と感動と幸せを届けられるよう頑張ります。
マーレイ役:吉田要士 コメント
『クリスマス・キャロル』というチャールズ・ディケンズの大作を、ミュージカルに仕立て上げた西田直木さんの台本、演出が本当に素晴らしく、さらに音楽も素敵で、その音楽を聴くだけでも十分にお楽しみいただける作品です。その中でも僕が演じるマーレイと親友であるスクルージが最後のシーンで歌う曲が特に重厚感があって心の中が浄化されていくような気持ちになります。ご注目いただきたいポイントです。
僕は、子どもの頃からミッション系の学校に通っていたこともあり、クリスマスが大好きで、さらにロンドンに留学中にも華やかなクリスマスを体験し、とても心に残っております。そんな大好きなクリスマスの作品である、『クリスマス・キャロル』に初演からずっとマーレイ役で出演させていただいており、今回松村雄基さんとは初めて、杉本彩さんは2回目で、お二人と共演することで新たな『クリスマス・キャロル』を作っていきたいと思います。自分もまたゼロからやり直すくらいの気持ちで挑んでいきたいなと思っております。

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