カールじいさんの“集大成”となる感動の物語

カールじいさんの“集大成”となる感動の物語

「カールじいさんの空飛ぶ家」のその
後を描く短編、ピクサー新作「マイ・
エレメント」と同時上映

カールじいさんの“集大成”となる感動の物語(c)2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved. 2009年に公開された大人気作「カールじいさんの空飛ぶ家」のその後を描く短編アニメーション映画「カールじいさんのデート」が、ディズニー&ピクサー最新作「マイ・エレメント」と同時上映されることが決定した。日本を含め世界中を感動の涙に包んだカールじいさんの“集大成”となる感動の物語が描かれる。
 ピクサーの短編アニメーションが劇場で同時上映されるのは、2018年公開の「インクレディブル・ファミリー」と同時上映された、小籠包が主人公の物語「Bao」以来、およそ5年ぶり。
 「カールじいさんの空飛ぶ家」では、最愛の妻・エリーに先立たれたカールじいさんが「いつか二人で“伝説の滝”パラダイス・フォールに行く」という亡き妻との約束を果たすため、家に10297個もの風船を結び付け、大冒険に出る。
 特に冒頭のカールじいさんとエリーの回想シーンが泣けると人気を集め、アニメーション映画として初めてカンヌ国際映画祭のオープニング作品として上映されたほか、第82回アカデミー賞では、アニメーション映画として1991年公開の「美女と野獣」以来、史上2度目となる作品賞の候補入りを果たした。
 「カールじいさんのデート」では、カールじいさんが渋々承知のうえで友人女性とデートに行くことになるも、最近のデート事情がまったく分からず、緊張気味に。そんなカールじいさんに、特別な首輪のおかげで人と話すことができる犬のダグがデートの前の緊張をほぐし、犬でも仲良くなれる“友達の作り方”のコツを伝授する、2人の1日が描かれる。
 前作に続きメガホンをとったボブ・ピーターソン監督は「エリーの代わりになる人はいないので、これは友情の物語です。エリーが『新しい冒険をしなさい』と言ってくれたことに敬意を表しているんです。そしてこの作品は、『マイ・エレメント』のテーマにうまく調和するものになっています」と語る。
 ピーターソン監督と同様に引き続きプロデューサーを務めるキム・コリンズは「私たちはこれを集大成と捉えています。この作品はとても美しく終わり、二人は一緒に歩き出し、二人の絆を見ることができます」と物語の完結を示唆。本シリーズにおいては、ダグが映画の劇中でカールじいさんらに出会うまでの1日を描いた「ダグの特別な一日」、そして映画のその後のダグを描いた「ダグの日常」と短編アニメーション作品が手掛けられているが、ついにカールじいさんとダグの物語が完結を迎える。
(c)2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved. 「カールじいさんのデート」の後に上映される「マイ・エレメント」は、火・水・土・風の“エレメント”たちが暮らすエレメント・シティを舞台にしたピクサー最新作。家族のために、火の街から出ることなく父の店を継ぐ夢に向かって頑張っていた火の女の子エンバーは、ある日偶然自分とは正反対で自由な心を持つ水の青年ウェイドと出会い、自分の新たな可能性を考え始める。エンバーの日本版声優は川口春奈が務めることが発表されている。
 「マイ・エレメント」、同時上映の「カールじいさんのデート」は8月4日から公開。

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