メガテラ・ゼロ

メガテラ・ゼロ

【メガテラ・ゼロ リコメンド】
圧倒的な歌唱力を備えた
メガテラ・ゼロが
創出する上質な音世界

ボカロ曲を生身で歌える
秀でた歌唱力

 それを踏まえてメガテラ・ゼロの歌唱を聴くとピッチの良さはもちろん、リズム感が抜群に良く、言葉の詰まったメロディーを弾力感の声で歌うことができ、ファルセットを得意としていてハイトーンを苦にしない、さらに音価の短いメロディーでもビブラートをかけられる…等々、非常に難易度の高いボカロ曲を生身で歌える秀でたスキルを備えていることがうかがかる。そして、「君の神様になりたい。」などを聴くと、力強い歌声でいながら繊細さや痛みなども伝わってくるという優れた表現力を身につけていることも分かる。

 歌の表現力に関してはよく言われるとおり、例えば悲しい気持ちになって歌えば切ない歌になるというものではない。怒りに駆られて放つ怒鳴り声や涙ながらの訴えといったものは内面の感情がダイレクトに伝わって心に刺さるが、それは感情の発露であり、歌唱ではない。怒りや哀切、やるせなさ、安堵感といったさまざまな情感を歌で伝えるためには、それだけの感情を表現するテクニックが必要になる。それは心を持たないマシンヴォイスの歌声がエモーショナルだったりすることからも分かるだろう。つまり、メガテラ・ゼロの表現力の豊かさは、彼の優れた歌唱テクニックによるものということである。

 さらに、メガテラ・ゼロは声の良さも魅力になっている。特にエモーショナルなメロディーと彼のハスキーな声のマッチングは絶妙で、深く惹き込まれずにいられない。地声のハイトーンにこだわることなくファルセットを多用することで生まれる柔らかみなども含めて、メガテラ・ゼロのヴォーカルは心地良さにあふれている。歌い手としての動画が数千万という再生回数を記録していることも納得できる。

OKMusic編集部

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