第41回『サントリー1万人の第九』4年
ぶりに1万人の合唱団員を募集

2023年12月3日(日)大阪城ホールにて開催予定の第41回『サントリー1万人の第九』。この度、2019年以来4年ぶりに1万人の合唱団員を募集することが発表された。
1983年に始まった『サントリー1万人の第九』は1万人がベートーヴェンの「第九」を合唱するコンサートで、今年で41回目の開催となり、総監督・指揮は25年連続で世界的指揮者の佐渡裕が務める。今年は、2019年以来4年ぶりに1万人の合唱団を大阪城ホールに迎え、力強い歌声とハーモニーを奏でる。
『サントリー1万人の第九』2022年度 会場の模様から 佐渡裕
合唱団員の募集は5月19日(金)10時より開始となる。新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行したことや専門家によるアドバイスを下に決定したとのこと。
2023年は「ブラボーの復活」をテーマに、“1万人の合唱文化”の再興を目指す。一方で、引き続き感染症対策の専門家による指導の下、レッスンや本番会場では安心・安全な合唱環境を創出していく。なお、昨年はコロナ禍で集い歌うことが難しい中、感染症対策の専門家と検討を重ねた上で、3年ぶりに約2000人の合唱団を会場に迎えた。投稿動画や中継合唱を含めるとのべ12,167人の歌声が会場に響き渡った。
『サントリー1万人の第九』2022年度 会場の模様
第41回『サントリー1万人の第九』合唱団員への応募条件・詳しいスケジュールは公式サイトを参照。
『サントリー1万人の第九』事務局公式 コメント
大阪城ホールの天井を押し上げんばかりに響きあう力強い歌声とハーモニー。3か月のレッスン後に本番を迎える高揚感。1年間の自分を振り返り、自分自身を称える。それぞれの想いを胸に1万人の合唱団が集い、心と心を通わせて歌い上げる「第九」は人間がつながったときのパワーを体感し、仲間とともに達成感を味わえるコンサートです。
共に生きていることを実感して、人のつながりが素晴らしいと感じてください。音楽と人の力をひとつにして、全世界の生きる人々にこの歓びを伝えたいと思います。
『サントリー1万人の第九』総監督・指揮 佐渡裕 コメント
2020年、2021年の2年間、大阪城ホールに合唱団の姿はありませんでした。2022年は感染症対策を徹底した上で2,000人に集まってもらいました。「最も引き裂かれてはならいないものは、人と人の絆である」という思いから、コロナ禍では動画投稿やオンラインをつかって歌いつないできました。僕にとっては25回目となる『サントリー1万人の第九』ですが、武者震いするような初心に帰るような気持ちでいます。経験者の方は思い出してください。初めての方は想像してください。夏からレッスンに通い、難解なドイツ語やメロディを覚え、まわりの人とハーモニーをつくる歓びを知ることを。本番が行われる大阪城ホールでは、年齢も地域も職業もバラバラの人が集まり、共に生きているという歓びを知ることを。本番後、ブラボーの声が飛び交う瞬間を、今年も全力でつくり上げます。さあ、一緒に進みましょう。

アーティスト

SPICE

SPICE(スパイス)は、音楽、クラシック、舞台、アニメ・ゲーム、イベント・レジャー、映画、アートのニュースやレポート、インタビューやコラム、動画などHOTなコンテンツをお届けするエンターテイメント特化型情報メディアです。

新着