【サンドリオン インタビュー】
言うなれば「Angel Ladder」は、
“サンドリオンという
新しいジャンル”
7年目だけど1年目の
気持ちで頑張りたい
タイトルの“Angel Ladder”は“天使のはしご”という意味です。雲の隙間から光が差し込める様子を表した言葉で、吉兆なんですよね。
小山
それこそ6周年ライヴのリハーサルの日に天使のはしごを4人で見たんですよ! 天気は悪かったんですけど、一瞬だけ晴れて。みんなで“あれがAngel Ladderだね!”と言いながら見ていました。天使のはしごもそうですけど、虹を見られた時でもちょっと得したような、ハッピーな気持ちになるじゃないですか。この曲を聴いた方にもそんな気持ちを感じてもらえたら嬉しいですね。
この曲の歌詞で好きなフレーズはありますか?
小山
1番Bメロの《出来ることが増えて/気づいた時には》です。1stシングルだけど私たちは7年目で、できることがどんどん増えていったことを実感しています。最初のステージはアニメイト新宿さんでのイベントで、お客さんは100人いたかどうかくらいでした。開催前は片手に収まるくらいしかお客さんがいないだろうと思っていたので、本当に嬉しかったし、自信につながりました。そこから月に2回くらいフリーライヴを開催したり、チラシ配りをしたり、いろんなことをやってきたから今がある。その歴史がそのあとの歌詞の《Start line これから》につながるんです。だからこそ、7年目だけどこの曲を持って1年目の気持ちで頑張りたいと思います。
黒木
サンドリオンはメンバーそれぞれの活動もあるので、日頃の活動で起きた小さな幸せをメンバーが集まった時に共有し合っているんですよ。それによって自分が経験していなくても少し幸せな気持ちになれるんです。2番のAメロの《見つけたらそっちに呼んで/嬉しさは何倍にも》は、私たちがこれまでにやってきた小さな幸せの共有と通じるものがあるので、すごくいいなと思いました。今まではメンバーとだったけど、この曲を通してファンのみなさんとも共有し合えたら、きっと幸せが何十倍にもなるんじゃないかなって。
汐入
私は《何度だって旅立ち/今までを刻んだ歩みは》が心に響きました。今までに“もう無理かも”と思う瞬間が何度もあったけど、その度にみんなで協力して立ち上がって、それが積み重なって今がある。それがこのフレーズに詰まっていると感じます。サンドリオンの歩みを感じさせるフレーズで、ファンのみなさんもこの歌詞を読むときっといろいろな思い出が浮かぶと思います。
小峯
私はやっぱり《大冒険のはじまり》ですね。私たちにとってはメジャーデビューしたことが大冒険の始まりなので。それにDメロの《今日もまた明日が/楽しみになるように》は、私たちの曲を聴いて、みんなにそう思ってもらえていたらいいなと思います。私たちがいるから明日も学校や仕事を頑張れるともっと思ってもらえるように、これからも頑張りたいです!
MVはさわやかな映像で、ダンスシーンもあります。見どころや撮影時のエピソードなどを教えてください。
小山
大きなトランクを持っているシーンがあって、あれは“大冒険の旅に出発するぞ!”というイメージです。
汐入
夜の撮影はすごく寒くて、人生で2番目くらいに寒かったです。みんなで向き合って話しているようなシーンがあるのですが、実は“すごい寒いね〜”“本当だね〜”と言っているんですよ(笑)。
黒木
ダンスの振り付けは簡単なので、初めて観た人でも真似しやすいと思います。それでも難しい人は、クラップだけ覚えてくれれば(笑)。
カップリング曲「カラフルイロドル」はバンドサウンドで、ライヴで盛り上がりそうな楽曲ですね。
小峯
曲調がポップロックで、夏フェスで歌ったら似合いそうな曲です。《ずっと歌い抜くと決めたんだから》など、メジャーデビューするにあたっての私たちの決意表明みたいなアツい歌詞もあるので、カップリング曲だけど個人的には両A面くらいの気持ちでいます。“みんなついてきてね!”という気持ちで歌いました。
黒木
ぜひライヴではカラフルなペンライトを振って応援してほしいです。
ライヴと言えば、11月から名古屋、大阪、東京でツアーを開催しますね。
汐入
毎回遠くから遠征してくださる方もいて、“次はみなさんのところに行けるようにしたい”と常々お伝えしてきたので、それがようやく叶えられるのが嬉しいです。
小山
今までは何カ月もかけて準備したものを、一日だけで終わらせてしまうのが寂しいと思っていました。でも、今回はツアーを通してライヴをどれだけ成長させて行けるかも楽しみです。
黒木
毎公演で衣装も変えたいですね。新衣装でなくてもいいので…靴下が違うだけとか(笑)。全公演に来ても毎回違った楽しみがあるツアーにしたいです。
黒木さんと小峯さんは大阪出身なので地元凱旋ですね。
小峯
チケットが売れなかったら、私たちの身内と友達で埋めますね(笑)。
小山
それだけは避けたいので、みんなで頑張ろうね!(笑)
最後にひとりひとり今後の目標を教えてください。
汐入
ファンクラブの発足! ファンミーティングでみんなと大縄跳びをやるのが夢です(笑)。
黒木
日本武道館でのライヴ!
小峯
あっ! 先に言われた!(笑)
小山
アニメ作品のタイアップ! オープニングテーマを歌って『アニサマ』に出たいです!
取材:榑林史章
「Angel Ladder」MV
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